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「お抱え絵師」として妙心寺塔頭・退蔵院の襖絵を手がける村林由貴さん。今はアトリエのある別の塔頭で書院の襖に寒牡丹を描いている=京都市右京区で、森園道子撮影 「お抱え絵師」として妙心寺塔頭・退蔵院の襖絵を手がける村林由貴さん。今はアトリエのある別の塔頭で書院の襖に寒牡丹を描いている=京都市右京区で、森園道子撮影 毎日新聞 1404年創建の妙心寺塔頭(たっちゅう)・退蔵院(京都市右京区)で、京都造形芸術大大学院出身の村林由貴さん(25)が約1年前から住み込みで襖(ふすま)絵の制作に取り組んでいる。室町期から江戸期にかけ有力な大名や寺社などに雇われた「お抱え絵師」方式を退蔵院が復活させ、公募で選ばれた。3年がかりで方丈(国重要文化財)の襖絵64面を描く計画だ。 同寺は水墨画の傑作「瓢鮎(ひょうねん)図」(国宝)の所蔵でも知られる。方丈には、桃山や江戸時代に活躍した狩野了慶による襖絵が収められてい
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