一昨年だったか、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から電話があって、小冊子の依頼を受けました。 国際宇宙ステーションで日本だけが芸術活動をしているんだけど、その啓蒙に役立つツールを作りたいのだと。 その活動どういうものかというと、アーチストの依頼を受けて宇宙飛行士が墨汁で空間に画を描くと、ヘンテコな模様ができあがる、とか…。 オリエンを受けた僕のファーストインプレッションは「それ、お遊びじゃないの?」でした。 以前、宇宙ステーションを舞台にしたPS2のアクションゲームを企画脚本したことがあって(「Operator’s Side」というタイトルで週刊ファミ通のレビューでプラチナ殿堂いただきました)、宇宙ステーションが素晴らしい実験場であることは知ってました。 たとえば地上ではできない、完全に均一な合金ができるとか。 超微量電力でモーターを動かすとか。 そういった発見から地球にフィードバックして