今月再稼働した鹿児島県にある川内原子力発電所1号機で冷却水に海水が混ざり込んだトラブルで、配管の損傷した部分は9年前を最後に検査の対象になっていなかったことが分かりました。九州電力は、検査の間隔の見直しを検討するとしたうえで、安全性には問題がないとして、27日に出力を上げる作業に取りかかりたいとしています。 配管の損傷した部分は、9年前の定期検査で異常がないことを確認して以降、再稼働の前も含めて検査の対象になっていなかったということで、九州電力は検査の間隔を見直すことを検討したいとしています。そのうえで、九州電力は、原発の安全性には問題がないとして、損傷があった5本の管と周辺の64本の管に栓をして海水が混ざらないようにしたうえで、26日、原子力規制庁の検査を受け、問題がなければ27日から発電の出力を上げる作業に取りかかり、今月31日以降に原子炉の出力を100%まで上げる作業を行いたいとして