まずは上野の森美術館で開催中の展覧会会場の様子を写した画像を見てもらうことにしましょう。 一体何の展覧会だと思いますか?会場の壁を覆いつくさんばかりの巨大な作品たち。よく見ると足元の位置ににも平置きで作品が展示されています。 新進気鋭の現代アーティストか、はたまた20世紀アメリカで人気を博したジャクソン・ポロックをはじめとする抽象表現主義の画家たちの作品でしょうか。 残念ながらどれも正解ではありません。でも自分も答えを知らずにこの画像見せられたらまさかこれが書の展覧会の会場風景写真とは夢にも思わないことでしょう。 展覧会タイトルはズバリ「書だ! 石川九楊展」。少しでも書の道を歩んだことある方なら書家、石川九楊(いしかわ きゅうよう、1945年生まれ)の名前を知らない人は皆無でしょう。 美術界では例えることが難しい、この道の神様のような存在が石川九楊です。 石川九楊は福井県に生まれ、京都大学
![まるで現代アート…「これが書だ!」 書家・石川九楊のすごすぎる作品展](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d414dd7e646ea9d9283ee8c77578a9ca0ed6df9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fima.xgoo.jp%2Fcolumn%2Fimg2%2Ftak%2Fs-IMG_6769.jpg)