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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (8)

  • ネットで薬を調べまくる患者さんも、自分が何を知らないのかまでは知らない - シロクマの屑籠

    最近は、スマホやタブレット片手に、インターネットで薬や精神疾患について調べながら来院される患者さんが増えました。薬の名前をペラペラ列挙し、先生あれどうですか、これどうですかと、あたかも製薬会社のセールスマンのようです。 副作用もよく調べてますね。先生、これはパーキンソン症候群ですか、先生、のどが渇くのは抗うつ薬の副作用ですか、といった指摘は、ときに的を射ていることもあります。 でも、精神科医からみると、こういうインターネットにべったりな患者さんの知識はやはり偏っているようにみえます。 薬の名称、効果、副作用は余計なほど知っているのに、どれぐらいの用量でどれぐらいの期間使用したら効果が出やすいのか、薬ごとにどのぐらい副作用を避けやすいのかまで知っている人はまずいません。薬の効果を引き出すためにどういった手順や療養態度が必要なのかの知識も、たいてい欠落しています。シンプルなうつ病と妄想を伴った

    ネットで薬を調べまくる患者さんも、自分が何を知らないのかまでは知らない - シロクマの屑籠
    JIBURi
    JIBURi 2015/04/13
  • 他人のまなざしに囚われたブログ世界観に戦慄した - シロクマの屑籠

    有名ブログですら互助会ブックマークが必要という現実 ブログのオフ会ってオフパコ以外に目的あるの?と思ってたけど 最近、はてな匿名ダイアリーで似たような趣旨の文章を続けて読み、戦慄した。 上記2つに共通しているのは、ブログにおいて人気者になることが最大目標となっているらしき点だ。そのためには互助的なコメントをつけたり、オフ会に出席したりしなければならない……というブログ世界観になっている。ブログを書くこと・ブログを読むことは一義的な愉しみではなく、あくまで「成功」「人気」に重きが置かれているソレは、私には特異で恐ろしげにみえた。 「巡回」の定義にも驚いた。リンク先の文章における「巡回」とは、mixiの足跡訪問に近いような何かであり、返報性に根ざした同盟関係を意識した何かだった。筆者が言うには、 そんなことより自分がショックを受けたのは、それをやってるブログがfeedlyや読書登録の数からして

    他人のまなざしに囚われたブログ世界観に戦慄した - シロクマの屑籠
    JIBURi
    JIBURi 2015/01/29
  • ネットで目立つための素養は、短期/長期でだいぶ違う - シロクマの屑籠

    師走も後半に差し掛かってきましたね。 今年もたくさんのネットユーザーの栄枯盛衰を眺めてきました。見知ったアカウントが消え、興味深いブログの更新が途絶えるのを目の当たりにすると、私は『方丈記』の冒頭を連想してしまいます。このあたり、ブロガーの一人として他人事とは思えず、娑婆の風の厳しさに身が引き締まるような思いがします。 それはそうとして、ネットの人気者・注目を集め続けるアカウントに必要な素養とは何でしょうか。 いろんな特徴が連想されますが、タイトルにもあるように、短期的に注目を集めるための素養と長期的に注目を集める素養はかなり違っているように思えるのです。違いがあるからこそ、たまさか朝顔のように咲き乱れたアカウントが数か月も経ないうちに消滅……といったケースが後を絶たないのでしょう。 たった一度だけ「時の人」になるためのハードルは、そんなに高くはありません。他人が滅多に経験したことの無いこ

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    JIBURi
    JIBURi 2014/12/24
  • なんだよ、グローバルエリートって躁状態なのか? - シロクマの屑籠

    グローバルエリートはみんな実践! 来年から絶対に身につけたい早起きの習慣と朝の時間の活用法 - この世の果てブログ 「デマこいてんじゃねぇ!」 リンク先の文書を読んで思わず叫んでしまった。 リンク先の書き手はグローバルエリートを自称し、“早朝ライフハック”を「グローバルエリートはみんな実践!」と書きたてている。 内容がとんでもない。起床してからのストレッチや体重測定ぐらいならともかく、 ライフログをつけろ、 熱いシャワーを浴びろ、 早朝ランニングをやれ、 瞑想しろ、 新聞を読め、 twitterやfacebookをやれ…… あげくの果てには、“ブログを書け”“書籍を執筆しろ”と来たもんだ。 ひとつひとつとってみれば、エリートがやっていても不思議ではないものが並んでいる。だが全部繋げれば「おまえのようなグローバルエリートがいるか」と言わざるを得ない。朝も早くからこんなに動き回っていれば、働く

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    JIBURi 2014/12/18
  • 「あの時代」のオタク差別の風景と「脱オタ」について - シロクマの屑籠

    オタクがサブカルを嫌いなのは、サブカルが「オタクを馬鹿にして優越感を搾取する文化」だから - 自意識高い系男子 リンク先の記事を読み、90年代のオタク差別を思い出した。実際、90年代〜00年代前半にかけて、クラスメートに向かって「アニメ大好き人間です」「ゲーム趣味です」と表明できるオタクは少なかったと思う。ネットの論調も“オタクは差別されるもの”という前提で、だからこそオタク自虐芸が流行していたわけで。 ただ、中森明夫さんの「おたくの研究」や宮沢章夫さんの『80年代地下文化論』を引用したうえで「サブカルがオタクをバッシングしていた」と看做しているのは、ちょっと違うかな、と思う。中森さんや宮沢さんはサブカルだったのではなく新人類だったのであって、対立の図式は「オタクvsサブカル」ではなく「おたくvs新人類」だった。私が文献的に調べた範囲では、「サブカル」という四文字スラングは80年代にはま

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    JIBURi 2014/12/02
  • 考えをブログに書く行為と、自分だけの日記帳に書く行為を、使い分ければいいじゃない - シロクマの屑籠

    現在進行形の出来事をブログで語る、語り部の負うリスクについて - ←ズイショ→ いや、仰りたいことは分かるんだけど、ブログに「自分の考え中のことを書く」ってのは、そんなに難しくもないし、考え方によっては罪深くもないと思いますよ。 確かに、奥行きのある現象を書き言葉や「記録」にしてしまうことには、色々な副作用があるのも事実です。まあ、それを言い出したら「体験をテクストに封じ込めてしまうとはなんぞや」みたいな問いまで後一歩ですが。ちなみに私は、その体験のテクストへの変換は、あまり悪いことだと思っていません。ただしなんでもかんでも手当たり次第テクストに変換してしまうこと、例えば子どもの運動会をビデオカメラ越しにしか眺めない・ワインをテイスティングチャートどおりにしか賞味しない、なんてのは幾らなんでも悪趣味だとは思います。尤も、これは価値判断の問題で、それが至上だという人がいたとしても、私には止め

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    JIBURi 2014/12/02
  • はてなダイアリーを一年続けて手に入れたもの - シロクマの屑籠

    365日毎日ブログを書き続けてきたけど、結局何も起こらなかったよ。 - マトリョーシカ的日常 リンク先のタイトルは、『365日毎日ブログを書き続けてきたけど、結局何も起こらなかったよ。』だ。「大承認」「必ず勝てる」「負けない」といった、執着を予感させる言葉が躍っていて、過去ログを漁るにつけても、ブログに求めるところの大きなブログのようにみえた。 それがいけないわけではない。渇望によって前に進むのも、それもそれでひとつの方法だ。ただ、渇望が大きすぎるとメンタル面で制御が難しくなるのが難点だ。自分の渇望を生かせる人間ならば、飢えても渇いても何事かを成すだろう。 ただ、ブログを書き始めて一年目から、このように沢山のはてなブックマークが付く状況に直面しているので、もしかしたら、承認欲求のネジがずれてしまった可能性もあるかもしれない。年に数度の巨大PVを浴びて、それが快感になってしまって自分自身の欲

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    JIBURi 2014/10/22
  • 人生の友としてインターネットをどう取り扱うか - シロクマの屑籠

    最近、インターネットの使い方が難しいと感じるようになってきた。それなり、ネットユースについては注意深くあろうとしていたつもりだけれど、見積もりが甘かった。いずれ、ついていけなくなるような気がする。 ネットは、思ったよりも簡単じゃない。 「そんなの昔からだ、ボケ!」と言われたら返す言葉も無い。そして、少なくとも今の私は大丈夫だ。今すぐ、私がインターネットを使いこなせなくなるとは思えない。 しかし、これから先、仮に私が死ぬことなくインターネットを使い続けるとして、六十代まで無病息災にインターネットを使い続けられるだろうか?全く自信が無い。たぶん、どこかで火傷するのではないか。自動車事故を起こしてしまう確率よりは、ネットで火傷する確率のほうが高いような気がする。 今、私はそれなり健康を保っているから、インターネットで火傷する確率はあまり高くないと思われる。飲酒インターネットも殆ど無くなったので、

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    JIBURi 2014/08/24
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