2006年にテレビ放送されたサンライズのロボットアニメ「ゼーガペイン」が、今年10周年を迎える。7月に声優やミュージシャンを集めたイベント、8月には前回発売されたBOXより特典を大幅に増したBD-BOXの一般販売、そして、10月にTVシリーズを再編集&新規カットを加えた新解釈の新作「ゼーガペイン ADP」のイベント上映が控えている。 至れり尽くせりの10周年だが、本放送当初はDVDの売り上げが伸び悩み、苦戦を強いられたのが「ゼーガペイン」という作品だ。みずからも「ゼーガ」の大ファンだというバンダイビジュアルの宣伝担当・廣岡祐次さん、制作会社から作品を支えるサンライズ・ライツ営業部の渋谷誠さんに、「ゼーガ」に対する10年目の思いをうかがった。 自社作品で一番好きなのは「ゼーガペイン」! ──まず、廣岡さんが「ゼーガペイン」と関わるまでの経緯を、ざっと聞かせてください。 廣岡 僕は新卒で㈱ナム