米大統領選中に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)からの離脱を表明したドナルド・トランプ氏が次期米大統領に決まったことを受け、蓮舫代表率いる民進党は、TPP推進を働きかける安倍晋三政権を激しく批判している。反対のための反対を展開する蓮舫・民進党は、TPPの効果で活性化を目指す関西経済にも暗い影を落とす。 「トランプ氏に失礼」と安倍首相批判 TPP交渉の参加を検討し始めたのはもともと旧民主党政権だが、安倍首相が自民党内の反発を抑えて交渉の参加を決定すると、その態度は大きく変わる。 臨時国会でのTPP承認案・関連法案の審議でも反対姿勢を強く打ち出し、11月4日の衆院TPP特別委員会の採択では、反対のプラカードを持ってテレビカメラに向けたパフォーマンスも怠らなかった。 そこに、TPP反対のトランプ氏が米大統領選で勝利を果たすと、蓮舫氏は承認案・関連法案の審議を進めようとする安倍政権への批判を展開
10月18日に開かれた新聞大会(同19日付で産経、朝日、毎日、読売、東京、日経など各紙が報道)の決議文の冒頭には、「新聞は公正な報道と責任ある論評を通じ、自由で平和な社会の実現に努力しており、その役割はますます重要になっている」との一節がある。私は大きな違和感を持った。本当にそうなのか。 新聞はかつて大臣の「失言」を告発して、1990年代には歴史問題で何人もの大臣をクビにしてきた。つまり新聞自身が巨大な権力であって、社会に大きな影響を与える力を持っており、その被害は現在に及んでいる。 ところで最近の失言問題としては、沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設工事の警備で、機動隊員が工事反対派に発言した「土人」「シナ人」がある。「土人」については本紙でも問題ないとの意見が出されているので、私は「シナ人」の方に注目したい。 そもそも「シナ」自体が差別的な言葉とされ、使用禁止用語となっている。つまり「シ
韓国・ソウルの青瓦台(大統領府)で、国民へ向けた談話を発表する朴槿恵(パク・クネ)大統領(2016年11月29日撮影)。(c)AFP/JEON HEON-KYUN〔AFPBB News〕 日韓関係を揺るがせた韓国地検による産経新聞支局長起訴事件は、韓国側の不当な言論弾圧だったことが明らかになっている。実はその事件の陰で、日本側の多数の政治家や元官僚が産経新聞に圧力をかけ、謝罪をさせることで解決を図ろうとしていた事実も明らかとなった。 もしも産経新聞がこの圧力に屈していれば、韓国当局の弾圧を是認するに等しい結果を招いていたことは確実である。その弾圧の元凶だった朴槿恵(パク・クネ)大統領が弾劾されそうないま、報道機関に対する圧力の卑劣さ、日本の政治家や元官僚の小賢しさは改めて糾弾されるべきだろう。 言論・表現の自由を侵害する韓国側の弾圧 産経新聞支局長起訴事件とは、2014年8月、当時の産経新
ロンドンにある本物(上)と、上海にあるニセモノ(下)。人口が13億人もいれば、“偶然”が起こる回数も増える確率も高まる 工業製品からアニメ番組まで世界中からなんでもパクり、「辞書に“知的財産権”という言葉はない」といっても過言ではない中国。今度は堂々と芸術作品までパクったというから、もはやあきれる以外にない。 イギリスのメディアが報じたところによると、ロンドンの観光名所のひとつであるタワーブリッジの近くに「Timepiece」という芸術作品が置かれているのだが、それとうり二つなものが、上海中心部を流れる黄浦江の川辺の公園にあるのだという。 この「Timepiece」は、大英帝国勲章も受けている著名彫刻家のウェンディ・テイラーさんが1973年に制作したもので、ロンドン名物のひとつにもなっている。芸術愛好家から送られてきた上海のニセモノの写真を見たテイラーさんは、最初はこの写真をフォトショップ
国内のカジノ合法化へ一歩前進した。今国会で「統合型リゾート施設(IR)整備推進法案」が審議入りし、2日午後の衆院内閣委員会で可決された。候補地としては大阪市や横浜市などのほか、市場移転問題に揺れる東京・豊洲についても外資が虎視眈々と買収を狙っているという。経済波及効果は「5兆円超」との試算もあり、候補地選定や制度設計をめぐり、自治体や企業は色めき立っている。 衆院内閣委員会は2日午前、カジノ法案について質疑を行い、午後に可決した。自民党は6日の衆院本会議で可決、通過させたい考えだ。 従来慎重な審議を求めていた公明党が常任役員会で自主投票と決め、早期の採決を容認。民進党や共産党は「審議が不十分」と猛反発した。法案は14日の会期末までに自民、公明、日本維新の会などの賛成で参院でも可決される可能性が高まっている。 通称カジノ法案は議員立法で、カジノのほか、ホテルや大型会議場などが一体となったIR
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