【ワシントン=大木聖馬】米政策研究機関「戦略国際問題研究所(CSIS)」は12日、北朝鮮が公表していないミサイル関連施設のうち13か所を特定したと発表した。短距離弾道ミサイルから大陸間弾道ミサイル(ICBM)まで全てのミサイルの準備に対応できる施設で、CSISは「北朝鮮の非核化において、申告、検証、解体しなければならない」と指摘している。 CSISは、未公表のミサイル関連施設が約20か所あるとみている。今回特定した13か所のうち、ソウルの北西135キロにあるサッカンモルの施設の衛星写真を公開した。今年3月に撮影したもので、1991年頃から断続的に建設され、現時点でも活動が継続し、かなり良い状態で整備されているという。 サッカンモルの主な施設は、〈1〉部隊の食料用とみられる農業施設〈2〉部隊本部などが集まる施設〈3〉地下施設〈4〉ミサイル支援施設――から構成されている。 このうち、地下施設は