新幹線E4系「Max」が数を減らしている一方、中央線快速ではグリーン車の導入計画が進んでいます。どちらも同じ2階建て車両。それぞれどのような事情があるのでしょうか。 上越新幹線で使用されている2階建て車両E4系「Max」の引退が近付いています。1997(平成9)年の営業運転開始から21年が経過し、新幹線車両としては長寿の車両でした。8両編成26本が製造されましたが、2016年から廃車が始まり、現在は20本以下となっています。 オール2階建て新幹線のE4系「Max」。1997年、新幹線による通勤需要の高まりを背景に登場した(画像:写真AC)。 JR東日本は今後、上越新幹線向けにE7系12両編成を11本投入し、2020年度末までにE4系を全廃する方針です。つまり、あと1年半ほどで、E4系の特徴的ないかつい顔と堂々たる体躯(たいく)は見納め、2階席からの眺望も乗り納めになります。現在、新幹線の新