Published 2022/04/13 00:13 (JST) Updated 2022/04/13 00:27 (JST) 【ブザンソン共同】胸に抱いた写真を、母はまな娘の頭をなでるようにさすり続けた。筑波大生の黒崎愛海さんが行方不明になった事件。殺人罪で起訴されたチリ人のセペダ被告は12日の判決公判で「私は愛海の殺人者ではない」と改めて無罪を主張した。 被告は両こぶしを軽く握り判決を聞いた。禁錮28年を言い渡された瞬間も、まばたきを繰り返すのみ。 判決後、黒崎さんの母親と妹はぐったりと身を寄せ合うように座り言葉を交わした。 家族側の弁護士は判決前日の公判で「母の愛は海よりも深い」と表現。さらに千羽鶴について説明し、妹が黒崎さんを思い鶴の折り紙を作り続けていることも明かした。