フィンランドで、従業員の賃金を公開するという法案が提出された。 同国の閣僚は、透明性を高めることで男女間の賃金格差の縮小につながると期待している。 賃金の開示によって、賃金の公平性が改善できることを示唆する研究結果もある。 フィンランドの政治家が、従業員の賃金を公開する法案を提出した。 トーマス・ブルンクビスト(Thomas Blomqvist)平等大臣は、提出された法案はフィンランドにおける男女間の賃金格差を縮小するためのものだと、ロイターに語った。経済協力開発機構(OECD)によると、2020年におけるフィンランドの男性の賃金は、女性より平均で17.2%高い。 従業員同士の衝突を引き起こしかねないと、この法案を批判するフィンランドの企業団体もある。イギリスやアメリカの多くの職場でタブーとされている賃金の透明性に反対する人々からよく上がる意見だ。中には自分の賃金がいくらか、同僚に伝えるこ
アフガニスタン・バドギス州バーラーモルガーブの乾燥した土地に立つ子ども(2021年10月15日撮影)。(c)Hoshang Hashimi / AFP 【11月4日 AFP】アフガニスタン辺境のバーラーモルガーブ(Bala Murghab)では、あちこちの畑がからからに乾燥し、干ばつが広がっている。この地域で恐れられているのは、電撃的な攻勢で政権を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)よりも気候変動だ。 「最後に雨が降ったのは去年です。それも大した量ではありませんでした」。同地域にあるハジラシドカーン(Haji Rashid Khan)村の首長、ムラー・ファテフ(Mullah Fateh)氏は言う。 西部バドギス(Badghis)州のこの一角では、緩やかな丘陵がどこまでも広がり、点在する泥れんがの家で暮らす人々は必死に命をつないでいる。仏援助団体「ACTED」によると、州の人口
火災が発生した台湾・高雄市のビル。中央通信社(CNA)提供(2021年10月14日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / CNA Photo 【10月29日 AFP】台湾・高雄(Kaohsiung)市のビルで発生し、46人が死亡した大規模火災について、当局は29日、入居者の女性(51)による香の火の不始末が原因だったと発表した。 過去数十年で最多の死者を出したこの火災は今月14日、13階建ての雑居ビルで発生した。 黄という姓のみ公表されているこの住人は、先に過失致死と公衆の安全を脅かした容疑で拘束されていた。 高雄市が29日に公開した報告書には、「女性がビルを出る前に香の火を完全に始末せず、火が付いたまま放置したことが出火につながった」と記されている。正式に訴追するかどうかは、これから当局が判断するとしている。 検察によると、女性は蚊よけのためにビャクダンの香をたいたことを認めた。しか
コロンビア・ティブで、コカ農家に誘拐され解放された兵士と話す農民(2021年10月28日撮影)。(c)SCHNEYDER MENDOZA / AFP 【10月29日 AFP】南米コロンビア北東部ティブ(Tibu)で28日、コカ栽培農家に拘束されていた兵士180人全員が解放された。政府の人権オンブズマンが発表した。イバン・ドゥケ(Ivan Duque)大統領が兵士の解放を要請していた。 兵士は26日、麻薬撲滅作戦でベネズエラとの国境付近のコカ農園を破壊していたところを捕まった。 作戦の指揮を執ったオマル・セプルベダ(Omar Sepulveda)将軍は報道陣に対し、作戦に反対する農民によって指揮下の6小隊が「拉致された」と話した。農民はコカの違法栽培で生計を立てている。 同将軍によると、棒やマチェーテ(なた)で武装した農民が兵士を包囲。兵士は人里離れた学校に連れて行かれ、拘束された。 仲介役
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長。スイス・ジュネーブのWHO本部で(2021年10月21日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【10月22日 AFP】世界保健機関(WHO)は21日、今年5月までに世界の医療従事者8万~18万人が新型コロナウイルスに感染して死亡した可能性があるとの推計を発表し、医療従事者にワクチンを優先接種しなけらばならないと訴えた。 WHOは、多数の医療従事者がいまだにワクチンを接種していないという事実が、ワクチンの世界的な供給を担う国や企業の「誤りを示している」と指摘した。 WHOが119か国のデータに基づいて推計したところによると、2020年1月から2021年5月までに世界の医療従事者1億3500万人のうち8万~18万人が、新型コロナに感染して死亡した可能性がある。 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(
北朝鮮・平壌で、軽食を買う人(2021年9月24日撮影、資料写真)。(c)KIM Won Jin / AFP 【10月13日 AFP】国連(UN)のトマス・オヘア・キンタナ(Tomas Ojea Quintana)北朝鮮人権状況特別報告者は13日、新型コロナウイルス対策の国境封鎖によって同国経済が逼迫(ひっぱく)し、社会的最弱者が「飢餓の恐れ」にさらされているとして、核開発をめぐる国連の制裁を緩和すべきだと訴えた。 北朝鮮は新型ウイルスの流入を防ぐため、昨年から厳格な国境封鎖を敷いている。経済は打撃を受け、主要な貿易相手国である中国との取引は激減した。 キンタナ氏は最新の報告書で、北朝鮮国民は尊厳のある生活を送るのに「日々苦しんでいる」と報告し、切迫する人道状況が「危機へと転じる」可能性があると警鐘を鳴らした。 金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党総書記の下、北朝鮮
経済協力開発機構(OECD)のロゴ(2021年10月6日撮影、資料写真)。(c)Ian LANGSDON / POOL / AFP 【10月9日 AFP】国際的な法人税率を最低15%に設定する新ルールについて、最後まで参加を見合わせていた国の一つであるハンガリーが8日、参加を表明した。参加で合意した国・地域の数は136となり、法人税改革は実現に一歩近づいた。 法人税改革は、経済協力開発機構(OECD)が主導。多国籍企業が租税逃れのために税率の低い国に登記することを防ぐ狙いがある。OECDのマティアス・コールマン(Mathias Cormann)事務総長は、この日の合意について、「効果的でバランスのとれた多国間協調主義に向けた大きな勝利だ」と評価した。 前日には、低税率でアップル(Apple)やグーグル(Google)などの大企業を引き付けてきたアイルランドに加え、エストニアも参加を表明して
南アフリカ・ヨハネスブルク郊外のスプリングス駅で、新型コロナウイルスワクチン接種を受ける男性(2021年8月25日撮影)。(c)Phill Magakoe / AFP 【9月17日 AFP】世界保健機関(WHO)は16日、ワクチン調達の国際的枠組み「コバックス(COVAX)」の供給量が削減されたため、アフリカで今年、4億7000回分の新型コロナウイルスワクチンが不足し、致死率の高い新たな変異株が出現する恐れが高まっていると明らかにした。 WHOアフリカ地域事務局はコンゴ共和国の首都ブラザビルで行った週次報告で、アフリカで年末までにワクチンを接種できる人口は、WHOが設定した目標の40%に対し、17%にとどまると発表した。 同局のマチディソ・モエティ(Matshidiso Moeti)局長は、「ワクチン供給の驚くべき不公平と深刻な遅れは、アフリカ地域をワクチンに抵抗がある変異株の温床に変える
タイの首都バンコクのスラム、クロントイで、住民に新型コロナウイルス検査を実施するバンコク・コミュニティー・ヘルプ財団のボランティア(2021年9月6日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP 【9月8日 AFP】新型コロナウイルスの流行第3波と闘うタイで、首都バンコクにある最大のスラム、クロントイ(Khlong Toei)での感染拡大が最大の懸念となっている。 クロントイには約10万人が過密状態で暮らしている。1か月当たり150ドル(約1万7000円)で生活する住民にとって新型コロナウイルスの検査は手が出ないぜいたく品だ。 この状況を受け、慈善団体「バンコク・コミュニティー・ヘルプ財団(Bangkok Community Help Foundation)」は、クロントイがバンコクに流行を広める感染源となるのを防ぐため、大規模検査を開始した。 この検査で陽性が確認され
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新型コロナウイルスワクチン(2021年8月24日撮影、資料写真)。(c)Ahmad GHARABLI / AFP 【9月2日 AFP】米国で今年3月以降、新型コロナウイルスワクチン少なくとも1510万回分が廃棄されていたことが、NBCニュース(NBC News)の報道で明らかになった。 NBCは開示請求で入手したデータを引用し、1510万回分という数字は従来の想定をはるかに上回っているが、データは薬局や州などのワクチン提供事業者の自己申告に基づいているため、実数はさらに多い可能性があると述べた。 少なくとも7州と主要連邦機関のデータは含まれていない。 廃棄される理由は、瓶の割損、希釈ミス、冷凍・冷蔵設備の故障などさまざまだ。 「Our World in Data」によると、アフリカ大陸でのワクチン接種完了者の割合は2.8%となっている。 一方、米国におけるワクチン接種回数は約4億4000万
メキシコの首都メキシコ市ソカロ広場で、スペインによるアステカ帝国征服500年の式典で演説するアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領(2021年8月13日撮影)。(c)ALFREDO ESTRELLA / AFP 【8月14日 AFP】メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領は13日、アステカ帝国の滅亡から500年に合わせて行われた式典で、スペインのアステカ帝国征服は大失敗だったと明言した。 アステカ帝国の中心地だったメキシコ市のソカロ(Zocalo)広場で開かれた式典には、メキシコ、カナダ、米国の先住民の代表者と、アステカ帝国の皇帝モクテスマ2世(Moctezuma II)の子孫も出席した。 ロペスオブラドール氏は、スペイン人のコンキスタドール(征服者)が病気をもたらし、大量の金を略奪したと非難した。 さらに
【7月8日 AFP】「女性は天の半分を支えている」のかもしれない。だが、公共スペースや住居の設計となると、女性たちの声はあまりにもしばしばかき消されてきた。 この状況を覆そうという先進的プロジェクトが、オーストリアの首都ウィーン郊外で進められている。女性による女性のための都市設計だ。 舞台はウィーン東端に広がる新興地区、ゼーシュタット(Seestadt)。現在8300人という同地区の人口は、2030年までに2万人に増えると予想されている。 一部の建築工事現場の囲いに掲げられた看板には、大きな字で「女性が街をつくる」と書かれている。 都市計画における女性の役割に焦点を当てることで、ウィーン市は街をつくり上げていく上で、男性が依然、支配的役割を占めることを浮き彫りにしようとしている。 ジェンダーと都市計画の関係を大学で研究する建築家のサビーナ・リス(Sabina Riss)氏によると、都市開発
チャド・ヌジャメナで、コンクリートやれんがの粉砕作業に従事する女性(2021年4月12日撮影)。(c)MARCO LONGARI / AFP 【7月5日 AFP】片方の手に重いハンマーを持ち、もう一方の手に持ったコンクリートの塊を粉々に砕く女性たち。アフリカ中部チャドの作業場での光景だ。 首都ヌジャメナの中心部では、多くの女性がコンクリートやセメント、れんがなどの粉砕作業に従事している。12時間労働の日もある。近くでは子どもたちが、ちりと45度の熱気の中を歩き回る。 国連(UN)によると、最も開発が遅れている国々の中でも、チャドは下から3番目だ。女性たちは、建設廃材のリサイクル産業に欠かせない労働力だ。 解体現場から購入したブロックを、砕石業者に販売するのは男性たち。そこで女性たちが砕いたものは、安価な資材に混ぜられ市場に出回る。 欧州では建設作業員に対し、防じん性能の高いFFP2マスクと
英労働市場では少数民族の移民の子どもたちが学歴に見合う成功を手にしていないという/Jeff Overs/BBC News & Current Affairs/Getty Images) ロンドン(CNN Business) 英国における少数民族の移民の子どもたちは、白人の英国人の子どもたちより高学歴でも雇用される可能性が低いことが、6月29日に発表された新たな研究によって明らかになった。 インド、パキスタン、バングラデシュ、黒人のカリブ海諸国出身の移民の子どもたちは、平均して経済的に貧しい出身であるにもかかわらず、多数派の白人よりも高学歴だという。だが英国の民間シンクタンク、財政研究所(IFS)の報告書によると、高学歴であることが必ずしも労働市場での成功には結びついていない状況だ。 同報告書は、不平等に関する広範な調査の一環として作成され、2011年までの40年間にわたる英国の国勢調査デー
仏シャロンシュルソーヌの裁判所に到着したバレリー・バコ被告(中央の黄色いスカーフを巻いた人物、2021年6月25日撮影)。(c)JEFF PACHOUD / AFP 【6月26日 AFP】フランスで、自身に対し長年にわたりレイプを繰り返した夫を殺害した罪に問われたバレリー・バコ(Valerie Bacot)被告(40)が25日、禁錮4年(うち執行猶予3年)の刑を言い渡された。実刑の1年はすでに未決勾留で刑期を満たしたとみなされ、被告は収監を免れた。 バコ被告は12歳の時、母親の交際相手だった25歳年上のダニエル・ポレット(Daniel Polette)さんに最初にレイプされた。その後、夫となったポレットさんから売春を強要されていた。 この事件はドメスティックバイオレンス(DV)防止を訴える活動団体を動かし、被告の釈放を求める嘆願書には数十万人が署名。裁判で検察側は、被告が「被害者であること
(CNN) 米歌手のブリトニー・スピアーズさんは23日、裁判所での審問に出席し、裁判所命令で13年近く続く自身への成年後見について沈黙を破った。「自分の人生を取り戻したい」と述べ、後見の解除を訴えた。 スピアーズさんはこの日、電話で審問に出席。用意したメモの文面を20分以上にわたって読み上げた。 「前回裁判所に出廷した2年前から多くのことが起きた」と切り出したスピアーズさん。「前回は全く耳を貸してもらなかったと思い、長い間、裁判所に戻ってこなかった」と述べた。 そのうえで、芸能活動を強制されてプライバシーを与えられず、避妊や服薬、治療を強要されたと説明。自身の反対にもかかわらず向精神薬「リチウム」を投与されたことを明らかにした。 リチウムは躁鬱(そううつ)状態を引き起こす双極性障害の治療に使われることが多く、うつ病の治療にも使用できる。 スピアーズさんはまた、成人後見の適用や自身の治療をめ
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