全国の米軍施設や工場周辺で相次いで検出されている有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)の人体への危険性について、世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は、PFASの一種であるPFOA(ピーフォア)の発がん性を「可能性がある」から2段階引き上げ「ある」に認定したと発表した。また、PFOS(ピーフォス)は、新たに「可能性がある」の分類に追加した。
イスラエルがガザ地区で行っている残虐な殺戮行為について、まるで10月7日のハマスによるイスラエルへの大規模攻撃がその原因であり、イスラエルが行っているのは自衛権の行使、せいぜい過剰防衛程度のものであるかのような言説が日本も含む西側諸国の政府やマスコミによって繰り返されている。 しかし、これは1948年のイスラエル「建国」以来延々と続けられてきたパレスチナの人々への迫害・追放・殺戮の歴史を無視した暴論でしかない。 イスラエルがパレスチナの人々からどれほどの土地を奪ってきたかは、下の図を見れば一目瞭然だろう。 画像出典:ISRAEL & PALESTINE: THE MAPS TELL THE TRUE STORY もちろんその過程では、ありとあらゆる虐待・殺戮・嫌がらせが行われてきた。 東エルサレムの街中で民間人にスタングレネード浴びせるイスラエル軍と、それが顔に当たって顎を骨折した聴覚障害
1938年にドイツで起きたユダヤ人迫害事件「水晶の夜」から85年目を迎えた日に、ベルリンのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で行われた追悼式典に出席したナンシー・フェーザー内相(前列右から3人目、2023年11月9日撮影)。(c)JOHN MACDOUGALL / POOL / AFP 【11月22日 AFP】ドイツのナンシー・フェーザー(Nancy Faeser)内相は21日、国内のムスリム(イスラム教徒)団体に対し、パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)による10月7日のイスラエルへの越境攻撃を明確に非難し、イスラエルへの連帯を表明するよう呼び掛けた。 ドイツには約550万人のイスラム教徒がおり、キリスト教徒に次いで多い。 フェーザー氏は独公共放送ARDとのインタビューで、「ムスリム団体に求めるのは、自分たちの立場を明確に表明し、社会的な責任を果たすことだ」と主張。 各団体にはハマスの
ドイツのオラフ・ショルツ首相(左)とトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2023年11月10日作成)。(c)INA FASSBENDER and Adem ALTAN / AFP 【11月15日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は14日、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領がイスラエルをファシズム国家だと批判したことを「ばかげている」と一蹴した。 エルドアン氏は10日、イスラエルの「正当性」は「自らのファシズムによって疑問視されている」と主張した。 この発言について記者会見で質問されたショルツ氏は、イスラエルは「民主主義国」であり、「人権と国際法に縛られ、それらに従って行動する国でもある。したがって、イスラエルに対する非難はばかげている」と述べた。 エルドアン氏は3年ぶりのベルリン訪問を控えており、
ドイツのオラフ・ショルツ首相(2023年11月6日撮影、資料写真)。(c)Tobias SCHWARZ / AFP 【11月13日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は12日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で続くイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)との武力衝突の「即時」停戦には反対するとの考えを示した。国際社会からは停戦を求める声が大きくなっている中での発言となった。 ショルツ氏は、地方紙ハイルブロナー・シュテメ(Heilbronner Stimme)主催の討論会に出席し、「即時停戦も長期停戦も結局は同じ結果を招くだけだ。望ましくないと考える」と述べた。 「どちらもハマスに態勢を立て直し、新しいミサイルを入手する機会をイスラエルが与えることになる」とし、必要なのは「人道的一時停戦」と訴えた。 同氏の考えは、多くのアラブ諸国をはじめ、フラ
Published 2023/11/12 17:04 (JST) Updated 2023/11/12 17:05 (JST) イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に抗議する学生によるスタンディングデモが12日、東京・JR渋谷駅前であった。日本に住むパレスチナ人らも駆け付け、「今すぐ虐殺を止めないといけない」と訴えた。 イスラエル大使館前でのデモなどで出会った学生らでつくる「『パレスチナ』を生きる人々を想う学生若者有志の会」が企画し、交流サイト(SNS)で参加を呼びかけた。主催者によると、約800人が足を運んだ。 自分が生まれた病院がイスラエル軍に空爆されたというガザ出身のハニン・シアムさん(26)は「これまでにない規模の攻撃だ。今すぐ止めないといけない」と涙ながらに訴えた。
1938年にドイツで起きたユダヤ人迫害事件「水晶の夜」から85年目を迎えた日に、ベルリンのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で式典に出席するオラフ・ショルツ首相(2023年11月9日撮影)。(c)JOHN MACDOUGALL / POOL / AFP 【11月10日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)は9日、スイス・ジュネーブでドイツについての普遍的定期的審査(UPR)を実施した。イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の紛争について、イスラエル支持を明確に打ち出す一方、国内でパレスチナ支持派の抗議活動を禁止するドイツの姿勢に対し、主にイスラム教国から非難が相次いだ。 UPRは国連加盟国(193か国)の人権状況を評価するもので、すべての国が4年ごとに審査を受ける。 ドイツは今回、断固として人権を尊重する姿勢を広く評価されたが、ガザ紛争を
Published 2023/11/07 13:24 (JST) Updated 2023/11/07 13:25 (JST) 木原稔防衛相は7日の閣議後記者会見で、岐阜市の陸上自衛隊射撃場で射撃訓練を再開した6日に出入りした車両に乗っていた隊員が、外部に向かって中指を立てたり、ピースサインをしたりする不適切な行為をしたと明らかにした。木原氏は「報道の映像を本人に見せ、事実だと確認した。準備を整え、再開に至った日に大変遺憾。厳正に対処する」と述べた。 射撃場では6月、自衛官候補生だった男(18)=懲戒免職=が自動小銃を発射し、隊員3人が死傷する事件が発生。その後、中止となっていた射撃訓練を11月6日から再開した。射撃場の周辺では報道各社が取材に当たり、隊員が中指を立てるなどした様子を報じた社があった。
パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、イスラエル軍の空爆から逃げるパレスチナ人の子どもたち(2023年11月6日撮影)。(c)Mohammed ABED / AFP 【11月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は8日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がイスラエルに加担し、ガザ住民を「強制移住」させていると非難した。 ハマス広報部門のトップを務めるサラマ・マルフ(Salama Maruf)氏は、「UNRWAとその職員には、この人道的大惨事の責任がある」と述べ、特に避難勧告に従って移動したガザ市を含む北部の住民に対する責任は重いと批判した。 AFPはこのハマスの糾弾についてUNRWAの広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られていない。 ガザ市に侵攻するイスラエル軍は、ガザ地区北部のパレスチナ人に対し、南部へ
イスラエルへの連帯を表明し、反ユダヤ主義に抗議する大規模集会で掲げられるイスラエルの旗。ドイツの首都ベルリンにあるブランデンブルク門で(2023年10月22日撮影)。(c)John MACDOUGALL / AFP 【11月9日 AFP】ドイツ政府が今年承認したイスラエル向けの軍用品輸出が例年の10倍規模に上っていることが8日、公式データで明らかになった。 今月2日までの統計によると、今年承認されたイスラエル向けの軍用品輸出は3億300万ユーロ(約500億円)規模で、昨年の3200万ユーロ(52億円)のほぼ10倍となっている。 うち「兵器」は約1900万ユーロ(約30億円)相当だった。大部分の約2億8400万ユーロ(約460億円)相当は、装甲車やレーダー技術といった装備を含む「その他の軍需品」という名目になっている。 ドイツ財務省の関係者は、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)
記者会見に出席するブリンケン米国務長官=8日、東京都内/Richard A. Brooks/AFP/Getty Images (CNN) 米国のブリンケン国務長官は8日、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦について、反対する姿勢を強め、「即時の停戦を求める人々は、停戦がもたらすであろう受け入れがたい結果にどう対処するのか説明する義務がある」と述べた。 アラブ諸国の多くが停戦を呼び掛けており、米国など主要7カ国(G7)のメンバーは地域の友好国と対立状態に陥っている。 ブリンケン氏は日本で開催されたG7外相会合後の記者会見で発言した。今回の発言は、これまでよりも踏み込んだものとなった。ブリンケン氏は一貫して、米国が停戦を支持しないと述べてきた。ブリンケン氏によれば、そうした無期限の戦闘停止によって、イスラム組織ハマスは組織を再編し、再びイスラエルを攻撃することが可能になるという。 ブリンケン氏は、
パレスチナ自治区ガザ市にあるシファ病院の救急病棟で治療を受ける負傷者(2023年11月5日撮影)。(c)Bashar TALEB / AFP 【11月6日 AFP】ヨルダンのアブドラ国王(King Abdullah II)は6日、イスラエルに包囲されているパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の野戦病院に空軍が医療品を投下したと発表した。 アブドラ国王は、「勇敢なわが空軍兵が深夜、ガザにあるヨルダンの野戦病院に救急医療品を空中投下した」「ガザ紛争で負傷した同胞を支援するのはわれわれの責務だ」と述べた。 イスラエル当局は、先月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)による越境攻撃で1400人以上が死亡したと発表。ガザへの報復攻撃は5日で30日目を迎えた。ガザ保健当局は、死者は9770人に上り、このうちおよそ3分の2が女性と子どもだと報告している。(c)AFP
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(2023年10月28日撮影)。(c)Abir SULTAN / POOL / AFP 【11月6日 】イスラエル首相府は5日、アミハイ・エリヤフ(Amichay Eliyahu)エルサレム問題・遺産相がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への原子爆弾の投下を「一つの選択肢」と発言したのを受け、閣議への出席を禁じた。 国粋主義者のエリヤフ氏は、ラジオ局コルバラマの番組でイスラム組織ハマス(Hamas)に対する報復攻撃の規模に不満を表明。ガザに原爆を投下して「皆殺し」にする手法を容認するかとの質問に対し、「それも一つの選択肢だ」と答えた。 また、ガザで拘束されている人質について「戦争には代償が付き物だ」とし、「なぜ人質の命が兵士の命より重視されるのか」と、疑問を呈した。 こうした発言を受け、政府は直ちに懲戒処分を下したが、国内でも中東諸国から
無所属のユン・ミヒャン議員が1日、東京墨田区横網町公園で開かれた「関東大震災朝鮮人虐殺100年東京同胞追悼会」に参加している=東京/キム・ソヨン特派員//ハンギョレ新聞社 関東大震災朝鮮人虐殺100年にあたる1日、時ならぬ「理念論争」が登場した。韓国と日本の市民数百人が東京の真ん中で日本政府に対して真相究明と謝罪を要求した声が、「理念論争」を前にあっけなく打ち消されてしまった。「痛みが癒されるよう、日本政府が出てきてほしい」。慶尚南道居昌郡(コチャングン)から東京まで来た朝鮮人犠牲者遺族のチョ・グァンファンさん(63)の切実な叫びが埋もれてしまい、非常に痛ましい。 事件の発端は、在日本朝鮮人総聯合会(総連)が1日午後、日本の市民団体と共同で主催した「関東大震災朝鮮人虐殺100年東京同胞追悼会」にユン・ミヒャン議員が参加したことだ。韓国の国会議員が親北朝鮮団体である総連の行事になぜ出席したの
【11月5日 AFP】北アイルランドは中東から遠く離れているが、街中では、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で現在起きている紛争の投影が認められる。 親アイルランド派の地区と親英派の地区。それぞれパレスチナの旗とイスラエルの国旗が掲げられていた。1998年の北アイルランド和平合意を受け暴力行為はおおむね終息したにもかかわらず、日常生活になお影を落とす自分たちの紛争と対立の歴史に、パレスチナ、イスラエル間の対立を重ね合わせているのだ。 旗の数は増えつつある。パレスチナもしくはイスラエルいずれかへの支持を表明する壁画やグラフィティも登場した。どちらを支持するかは、北アイルランド内での対立の構図に沿ったものとなっている。 ■パレスチナへの共感 ベルファスト西部の親アイルランド地区中心にあるフォールズロード(Falls Road)。カトリック過激派、アイルランド共和軍(I
Published 2023/11/05 11:27 (JST) Updated 2023/11/05 15:20 (JST) 【マチュピチュ共同】ペルーを公式訪問中の佳子さまは4日午後(日本時間5日午前)、「空中都市」と呼ばれる世界遺産マチュピチュ遺跡を視察された。15~16世紀前半のインカ帝国時代に建設され、標高約2400mに位置する。佳子さまは列車などを乗り継いで到着し、高台から全景を眺めたほか、「太陽の神殿」を見て回った。 報道陣から印象を問われ「すごく壮大な景色で、この場に立ってみると、すてきな空気を感じます」と笑顔で話した。 佳子さまは視察後、マチュピチュ村役場を訪れ、村長と面会した。福島県大玉村出身で初代村長となった野内与吉が縁となり、両村の交流が進展してきたことが話題に上った。
5日、パレスチナ自治区ガザ中部の難民キャンプで、イスラエル軍の攻撃があった現場を捜索する人たち(AP=共同) 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘を巡り、イスラエルの極右閣僚アミハイ・エリヤフ氏(エルサレム問題・遺産相)が5日、地元ラジオでガザへ核爆弾を落とすのも選択肢だと発言し非難が高まっている。ネタニヤフ首相は同氏の職務を一時停止するなど火消しに追われた。地元メディアが伝えた。 エリヤフ氏は対パレスチナ強硬派の極右政党「ユダヤの力」党員。極右系ラジオのインタビューで「ガザに戦闘員ではない人間はいない」と主張。「ガザに核爆弾を落とすべきか」と尋ねられ「それも選択肢の一つだ」と答えた。
アメリカで目立つイスラエル離れ、Z世代、非白人層に広がるパレスチナへの共感 ユダヤ系団体も停戦求め議会座り込み、来年の大統領選に影響【2023アメリカは今】 パレスチナ自治区ガザへの軍事行動を進めるイスラエルと長年、深い関係を築いてきた米国の世論に”地殻変動”の兆しが指摘されている。Z世代と呼ばれる1997~2012年生まれの若者や非白人層の間ではパレスチナへの共感が目立つ。米首都ワシントンでは、米国に住むユダヤ人たちが連邦議会で停戦を訴える抗議活動を行い、数百人が逮捕される事態も起こった。(共同通信ワシントン支局 金友久美子) ▽ワシントンの大学生、次期大統領選では「イスラエル重視のバイデン氏支持しない」 「パレスチナの子どもたちやその両親が日々殺され、住宅がじゅうたん爆撃を受けているのを見るのは本当につらい。ガザの人々は声を上げることもできず、私たちが代弁者にならなければいけないと思っ
【エルサレム共同=吉田昌樹】イスラエルのガラント国防相は4日、イスラム組織ハマスが中核拠点を置くとみるパレスチナ自治区ガザの中心都市、北部ガザ市を同国軍が南北から攻撃し市街地に入ったと述べ、侵攻していることを明らかにした。軍はハマス制圧へさらに攻勢を強めた。中東メディアによると、ガザ中部のマガジ難民キャンプに4日夜、軍の攻撃があり、47人が死亡した。 ガザ保健当局は5日、戦闘による死者が子ども4千人以上を含む9770人になったと発表。イスラエル側と合わせ、犠牲者は計1万1100人以上となった。ガザでは住民多数が避難する学校や病院周辺への攻撃が相次ぎ、民間人の犠牲拡大が懸念されている。 ガザ保健当局は5日、行方不明者数が2260人に上り、破壊された建物のがれきの下敷きになっている恐れがあると表明した。うち子どもが1270人としている。 ガザ市は人口密集地で、ハマスが地下トンネル網を構築。軍は
2023年(行ケ)第5号 地方自治法245条の8第3項の規定に基づく埋立地用途変更・設計概要変更承認命令請求事件 原告 国土交通大臣 斉藤鉄夫 被告 沖縄県知事 玉城康裕 意見陳述要旨 23年10月30日 福岡高等裁判所那覇支部民事部 御中 被告 沖縄県知事 玉城康裕 沖縄県知事の玉城康裕でございます。本日は、意見陳述の機会をいただき、ありがとうございます。 いま、沖縄防衛局は、多種多様なサンゴや、ジュゴンなど絶滅危惧種262種を含む5300種以上の海域生物が生息し、世界自然遺産登録地である知床や小笠原諸島等と比べて何ら遜色のない生物多様性を有する名護市辺野古・大浦湾を、多くの沖縄県民の意思に反して埋め立て、弾薬搭載エリアや係船機能付き護岸、2本の滑走路の新設など普天間飛行場に比べて機能が拡大強化された新たな軍事基地を建設しようとしています。 この間、沖縄防衛局は、軟弱地盤の存在が明らかに
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