画像説明, オランダの首都アムステルダムは「デ・ワレン(De Wallen)」と呼ばれる売春地区が有名だが、反対派は売春婦が利用されていると主張している 2000年に売春が合法化されたオランダで、若者を中心に売春の禁止を求める声が高まっている。オランダ議会に提出される予定の請願書には、4万人以上の署名が集まっている。
バングラデシュのダッカで殺害されたヌスラット・ジャハン・ラフィさんの写真を掲げる抗議者ら(2019年4月12日撮影)。(c)SAZZAD HOSSAIN / AFP 【4月19日 AFP】バングラデシュで、校長からのセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を警察に通報した女子学生が、複数の人物に火を付けられて後に死亡する事件があった。警察が19日、発表した。女子学生の襲撃を指示したのは、セクハラを行った校長だったとみられている。 10日に病院で死亡したのは、イスラム神学校に通っていたヌスラット・ジャハン・ラフィ(Nusrat Jahan Rafi)さん(19)。先月下旬に警察に行き、校長からセクハラを受けたと通報した。そのもようを撮影し、後に広まった動画には、地元警察署長がラフィさんの訴えを受理しながらも「大したことではない」と受け流している様子が捉えられている。 ラフィさんはその後、複数
性別適合手術で男性から女性になった性同一性障害の受刑者(32)が、拘置所や刑務所でホルモン投与の治療を受けられなかったのは違法だとして、国に1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(鈴木謙也裁判長)は18日、請求を棄却した。 判決によると、原告は2004年頃、性同一性障害と診断され、女性ホルモン剤を服用。性別適合手術を経て06年に性別変更した。15年に殺人事件で逮捕され、警察署ではホルモン剤が処方されたが、その後に入った東京拘置所や栃木刑務所ではホルモン投与が認められなかった。 原告側は「精神安定などのために投与は不可欠だ」と主張したが、判決は「拘置所などでの医療措置は社会一般の医療水準を考慮し、施設側の裁量に委ねられている」と指摘。「原告には重大な症状は発生しておらず、施設側に裁量の逸脱はなかった」と退けた。
日本学術会議主催公開講演会「身体・性差・ジェンダー生物学とジェンダー学の対話ー」に参加してきました。 事前参加申し込みが定員に達して断られた方もあるようで、確かに会場はほぼ満杯という盛況ぶりでした。 主催者側から江原由美子先生と黒川会長のご挨拶があり、総合司会の後藤俊夫先生が猪口邦子大臣からのメッセージを読み上げて始まった。 講演は、以下の通り。 原ひろ子「男女共同参画社会の実現と学術の役割」 上野千鶴子「ジェンダー概念の意義と効果」 束村博子「女と男はどう違う?ー生物学的視点からー」 大内尉義「性差医療の可能性」 井谷恵子「ジェンダー研究からみた体育・スポーツの可能性と課題」 休憩を挟んで、予め予定されたディスカッサント(以下)からのコメントがあった。 竹村和子 長谷川真理子 黒田公美 五十嵐隆 加賀谷淳子 その後、ようやく総合討論となって、フロアからも質問・コメントができるようになり、
フェミニストとしてトランス差別・排除に反対します。それについて以下で述べます。 ここでいう「トランス」とは、「性別を越境する」ことを指します。私たちの社会では、性別は「男性」と「女性」に分けられています。近年は「性同一性障害(GID)」という言葉もよく知られるようになり、「男性に産まれたが、女性として生きたい人」「女性として産まれたが、男性として生きたい人」の存在が可視化されました。そのような人たちに対して、(まだ多くの課題が残っているものの)性別移行手術や戸籍変更も認められることが増えました。こうした人たちは、「男性」と「女性」の性別を越境します。 性別の越境の仕方はそれだけではありません。たとえば、服装だけを変える「異性装」によって性別を越境する人もいます。また、アイデンティティについても、何度も「男性」と「女性」の間で性別を行ったり来たりする人もいます。「男性」と「女性」という二分の
twitterで広まった暴力シーン3月31日、パリのレピュブリック広場では、アルジェリアのブーテフリカ元大統領(4月2日に辞任)による長期政権に対するデモが行われていた。アルジェリアの政治に新しい息吹を求める若い人々が多く、平和的なデモであるはずだった。 しかし、昨日、4月2日の夕刊で、民主主義を求めることが目的だったはずのこのデモで、たまたま通りかかった女性ジュリアさんが(31歳)が、トランスジェンダーであるゆえに暴力を受けたことが明るみに出た。 その場に居合わせた「stop homophobie」団体会長のtwitterから投稿された携帯電話での映像はあまり良くないが、ジュリアさんは白黒ストライプのワンピースの女性ではっきりとわかる。メトロのレピュブリック駅構内に入ろうとするところを、加害者である男性たちに取り囲まれた。彼らが歌っているアラブ語の歌は、「美味しそうだなー!」、「お菓子か
インド東部・西ベンガル州クーチビハールの投票所で、総選挙の投票のため列に並ぶ有権者ら(2019年4月11日撮影)。(c)DIPTENDU DUTTA / AFP 【4月12日 AFP】インドで11日、総選挙の投票が始まった。選挙をめぐる対立で死者も出る中、有権者約9億人の世界最大の選挙によってナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相(68)に対する審判が下される。 選挙管理委員会によると、20州で始まった投票初日には大勢の有権者が票を投じた。投票は約6週間かけて行われる。 モディ氏は国の安全保障に関する強硬姿勢で国民からの高い人気を維持しているが、失業問題や物議を醸している経済改革などをめぐり圧力にさらされている。 選挙運動期間中は、モディ氏率いる右派のインド人民党(BJP)と野党・国民会議派が争う中、ソーシャルメディア上には侮辱的な発言やフェイクニュースが飛び交った。 南部ア
2017年の11月、私は自分の髪の毛をバリカンで刈った(左写真がその時のもの)。 理由はもちろん、日本で女性が押し付けられる画一的な「女性らしさ」に抵抗したかったからだ。 と言えたらカッコいいのだが、本当は「目立つにはどうしたらいいですか?」と知人でジャーナリストの津田大介さんに相談したところ、「見た目を変えると認知してもらいやすいよ」とアドバイスをもらったからだ(後日「まさか本当にやるとは」と言われたが)。 実は私は高校1年生のときにも一度坊主にしたことがある。部活の同期で、親友だった子が髪の抜ける病気にかかってしまい、「じゃあ私も」と髪を刈った。 当時も周囲からは驚かれ、学校の先生からは叱られたが、それが逆に「自分らしい髪型とは?」を考えるきっかけにもなった。 あれから10年。世間も変わっているだろう —— と坊主に踏み切ったが、大きな誤解だった。
さらに、東大入学者の女性比率が「2割の壁」を超えないことを挙げ、「社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています。東京大学もまた、残念ながらその例のひとつです」と指摘。 高校生新聞によると、同大の2019年度一般入試合格者のうち、女子は510人で、全体の16.9%だった。17年度の19.3%、18年度の18.2%と比べて比率は下がっている。 「世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひとたちがいます。がんばる前から、『しょせんおまえなんか』『どうせわたしなんて』とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます」 「あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください」と訴えた。 上野千鶴子
ノーベル平和賞の授賞式で10日、イラクのヤジディ教徒ナディア・ムラドさん(25)と、コンゴ民主共和国のデニ・ムクウェゲ医師(63)が講演し、今も続く性暴力やマイノリティー(少数派)迫害に対する国際社会の取り組みを求めた。2人の講演内容は次の通り。 「子供たちの叫び声が聞こえる」 ムラドさん 陛下、殿下、皆様。歓迎の意を表します。 この栄誉を授けてくださったノーベル賞委員会に感謝します。性暴力の被害者を助けるため、そして暴力の支配下にある女性たちの声になるために不断の努力を重ねた友人のデニ・ムクウェゲ医師と共に、この貴重な賞を与えられたことは大変光栄です。 私は心の底から皆さんにお話しして、共有したいのです。私の人生の進路、そして全てのヤジディ教徒の人生が、ジェノサイド(集団虐殺)によっていかに変化を強いられたかを。そして、過激派組織「イスラム国」(IS)が女性を捕らえて男性を殺害し、我々の
大量の留学生が行方不明となった東京福祉大学(東京都豊島区)。同大学の教授だった田嶋清一氏は4月10日に記者会見を開き、元総長である中島恒雄氏が「金儲け」のために留学生を大量に受け入れていたと告発した。 同大学では、2018年度に「研究生」として受け入れた留学生3200人のうち、688人が行方不明となっている。2016年度からの3年間では累計で1400人が所在不明になっているという。 「研究生」とは、学部の正規課程に進学するための準備として、日本語や日本文化を学ぶ留学生のことを指す。授業に出席するのは、週に10時間以上でよいという。 同大が大量の留学生を受け入れたのは、収入の確保が目的だったのではないかと指摘されてきた。 田嶋さんは2011年9月に行われた会議の議事録と録音データを公開。実際に、中島氏から「金儲け主義」とも思えるような発言があったと指摘した。議事録によると、経営学部の新設を目
「セックスや暴力を描写した表現の自由を守るために、差別煽動表現は規制されてはならない」と言う人がいます。 「セックスや暴力を描写した表現の自由」が守られるべきであるのは、たしかにその通りです。しかし、だからといって、「差別煽動表現は規制されてはならない」とする考え方には、私は到底賛同できません。 「セックスや暴力を描写した表現の自由を守るために、差別煽動表現は規制されてはならない」と言う人は、大きな誤解をしています。つまり、それは「暴力を表現すること」と「暴力で表現すること」は、別のものであるということです。 表現の自由が人権として憲法で保障されるのは、それが自己実現の価値(個人が言論活動を通じて自己の人格を発展させるという個人的な価値)と自己統治の価値(言論活動によって個人が政治的意思決定に関与するという、民主制に資する社会的な価値)を有するからです。そして、それは究極的に個人の尊厳を確
韓国でソウルオリンピックが開かれた1988年9月頃、ペ・ボンギさんが取材に訪れた「女性自身」の記者たちの前で、自分の故郷、忠清南道禮山の新礼院里の位置を示している。地図は当時、総連沖縄支部の壁面に掛かっていたもの=キム・スソップさん夫妻提供//ハンギョレ新聞社 ペ・ボンギ。聞きなれない名前の彼女は、最初の「慰安婦証言者」だ。1944年11月、30歳のペ・ボンギは故郷を離れて、沖縄の小さな島、渡嘉敷に行き、“慰安婦”となった。「赤瓦の家」と呼ばれた日本軍の慰安所で、アキコという仮名で暮らした。しばらくして、日本は太平洋戦争で負けた。日本軍が去ると、今度は米軍が入ってきた。ペ・ボンギは米軍収容所で以前と同じことをしなければならなかった。故国は解放されたが、故郷に帰る日は訪れなかった。 心身は他郷で疲弊した。家もなく、ガスや水道もない2~3坪の納屋で暮らした。頭痛や神経痛、神経衰弱などに苦しみ、
※トランス女性って要はオカマのことだろ? この問題でわたしが改めて驚かされたことがあります。いちおう人権に関する話として語られるべきトピックであるにも関わらず、しかも多くの場合、話者がリベラルやフェミニストの看板を掲げているのにも関わらず、当事者にとってはまったくリアリティに欠けたトランス女性像が一人歩きしていることです。いわゆるTERFの皆様が語るトランス女性はあくまで「女装した男性」であり、男性としてのマジョリティ性をそのペニスゆえに備えており(この時点でわたしには「は?」なのですが)、したがってマジョリティならではの厚かましさで女性専用スペースに「トランス女性の権利!」と叫びながら乱入してくる、というものです。そしてこのトランス女性像と女装した性犯罪者の区別がつかないと…… 当事者からすれば、控えめに言っても嗤うべき愚かしい無知と想像力の欠如の産物なのですが、この仮想トランス女性が存
聖職者による性的虐待を調査すると表明し、被害を訴えている竹中勝美さん(左)と握手する日本カトリック司教協議会会長の高見三明・長崎大司教=東京都渋谷区で2019年4月7日、青島顕撮影 カトリック教会の聖職者による子どもへの性的虐待が世界で相次いで発覚する中、問題がほとんど表面化していなかった日本でもカトリック司教協議会が調査に乗り出す。同会会長の高見三明(みつあき)・長崎大司教が7日、被害を訴える男性らが開いた集会に参加し明らかにした。 高見氏によると、全国の司教を集めた常任司教委員会を4日開き、全国に16ある司教区を通じた調査を早期に実施することを申し合わせた。調査方法は今後決める。また2002年と12年に実施した全国の司教へのアンケートで5件の被害申告を把握したとし、この検証も決めた。高見氏は毎日新聞の取材に「(第三者を入れた調査も)必…
戸籍を男性から女性に変更するよう求めた審判が2月、京都家裁で申し立てられた。申し立てをしたのは、京都市の50代経営者の女性。戸籍上は男性であるが、性同一性障害と診断され、2014年に性別適合手術を受けて、女性として社会生活を送っている。しかし、京都家裁は3月27日、これを却下する決定を下した。 女性は診断前に結婚、パートナーの女性、子どもと3人で幸せな家庭に築いてきた。現在の性同一性障害特例法では、「生殖機能がない」などの要件を満たし、家裁が認めれば、戸籍の性の変更は可能である。しかし、女性の場合は同法の「婚姻していない」という要件を満たさないため、変更しようとすると離婚を余儀なくされる。 申し立ての却下の決定も、この法律によるものだった。これを不服として、女性は大阪高裁に即時抗告した。女性は、「女性の戸籍と引き換えに、家族をバラバラにしないでほしい」と訴える。この裁判に込められた思いを、
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