鉄道は点在する市街地を結ぶため、平らな地形でもカーブしながら通るルートになるのが一般的です。ところが、東京都心から西に伸びるJR中央本線の東中野~立川間は、ずっと直線が続いています。 林野地帯を貫くルートで建設 東京の地図を眺めると、ひたすら「一直線」に伸びる線路があります。JR東日本が運営している中央本線の東中野~立川間です。 新宿駅を出た中央本線は左に大きくカーブして線路の向きを西に変えますが、そこからは約25km先の立川駅まで真っすぐ進みます。西武新宿線や京王線など周囲の鉄道路線は、ところどころでカーブしながら西へ進みますが、なぜか中央本線は「一直線」です。 JR中央本線を走るE233系電車(2016年10月、草町義和撮影)。 この区間を含む新宿~立川間は1889(明治22)年、甲武鉄道という私鉄として開業しました。当時の地図を見ると、周辺の市街地や集落からはずれた林野地帯を真っすぐ
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