『沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち』(講談社)の著者で、ノンフィクションライター・藤井誠二さんへのインタビュー最終回。長年、教育問題、犯罪被害者遺族の支援・取材を続ける藤井さんが、シングルマザーをケアしていく施策の必要性や犯罪被害者遺族を取り巻く沖縄の現状について語りました。 (聞き手・琉球新報文化部 新垣梨沙) 消された売春街で生きた人々 「沖縄アンダーグラウンド」著者・藤井誠二さんインタビュー(上)はこちら 藤井誠二さん 街=戦後史 -話しづらいことを街の人たちがこのように語ってくれたのはなぜだと思うか。 街がなくなるタイミングによく分かんない物書きのおっさんが内地から来た、というふうに最初は見られていたと思う。だって、中(地元)は狭いからすぐに自分たちの出自等がわかっちゃうじゃないですか。中の人だと『どこどこのだれだれね』『同級生ね』みたいに言われてしまう。一方でヤマトの
イメージ写真 ノンフィクションライターの藤井誠二さんは長年、売春街「真栄原新町(沖縄県宜野湾市)」を歩き、街で生きた人たちの声を拾ってきた。新著「沖縄アンダーグラウンド」(講談社)は、沖縄県警と市民団体等による「浄化」運動で消された「近い過去」と、米軍占領に端を発してできた街の「遠い過去」を丹念に記録したルポルタージュだ。街で生き抜いた人びとを通して見えた過去の犠牲と差別の構造、現代に連なる排除の思想、しんどさの中にある人たちとどう向き合えばいいのか、藤井さんの思いを聞いた。 (聞き手・琉球新報文化部 新垣梨沙) 藤井誠二さん 不可視の存在 -真栄原新町を取材しようと思ったきっかけは。 2010年前後に『浄化』運動が始まった時に、地元紙では運動だけが粛々と進んでいるという報道しか基本的にはなく、浄化しようとする人たちの理屈がよく分からなかった。どういう人たちがどういう思いで、この街はなくし
玉城デニー知事(資料写真) 2月24日に実施される県民投票を巡り、宮崎政久衆院議員(自民)が保守系の市町村議員を対象にした勉強会で、投票にかかる予算案を否決するよう呼び掛けた問題で、玉城デニー知事は14日、「県民、特に投票に参加しないと言っている市の住民がどう考えるかだ。私自身も県知事だが沖縄市民なので投票できない。そんなことがあってもいいのかという思いはある」と述べ、不快感を示した。同日、宜野湾市内で記者団に答えた。 弁護士資格を持つ宮崎氏は先月、市町村議員を対象にした勉強会で「議員が損害賠償などの法的な責任を負うことはない」などと記した資料を配布し、予算案の否決を呼び掛けていたことが本紙の取材で分かっている。 一方、うるま市の島袋俊夫市長が14日に県民投票への不参加を表明したことについて玉城知事は「条例改正はいろいろ問題があり大変厳しい。時間的問題や混乱も予想されるので、それはできない
今日の質問は、 「この間の連載を読んで、沖縄でも同じ学年に自分のことを男だと思う人がいるんだなと思いました。 来年は修学旅行があるから、みんなと一緒にお風呂とか絶対無理です。先生や学年のみんなに言わなければと思うけど、『カミングアウトして大切な友だちに受け入れてもらえなかったら…』と不安で言い出せません。 この前の連載の人って強いな。いつもウソをついている自分は弱いのかな、と悩んでいます。」です。 中学2年生からです。 あなたは弱くないよ。大切な自分を守れているんだよ。それから、沖縄の中学にも同じように、身体と心の性別の違和感で悩んでいる人はいます。私も沖縄県内で実際にたくさん出会っています。あなたは1人ではありません。 危険伴う 慎重に進めて 当事者の人が不安になったり、悩んだり、辛い思いをしているのは、周りの人の知識不足や理解の無さの問題です。当事者が悪いというわけではないけれど、性別
おりに入れられた犬(2017年11月28日撮影、資料写真)。(c)JUNG Yeon-Je / AFP 【1月14日 AFP】韓国の食肉処理施設から犬を保護する運動で急先鋒(せんぽう)に立ち、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領に保護犬を贈ったことで知られる動物愛護団体「CARE」が、保護した犬230匹以上を秘密裏に殺処分していたと非難されている。 2万3000人あまりのメンバーを擁するCAREは動物を一切殺さないという方針を掲げており、年間およそ20億ウォン(約1億9000万円)の寄付を集めている。 しかし、CAREの複数のメンバーがハンギョレ(Hankyoreh)新聞に対し、同団体のパク・ソヨン(Park So-yeon)代表が避難施設の空き不足を理由に230匹以上の犬を殺処分していたと告発。 CAREのある職員によると、殺処分された犬のうち治療の見込みがない犬は1割
独ベルリンで、ロシア・チェチェン共和国での同性愛者迫害疑惑に抗議し、裸にレインボーフラッグをまといおりの中に入る活動家(2017年4月30日撮影、資料写真)。(c)John MACDOUGALL / AFP 【1月15日 AFP】ロシアの性的少数者(LGBT)支援団体は14日、同国のチェチェン(Chechnya)共和国で昨年12月から同性愛者の男女に対する迫害が再び横行し、約40人が拘束され、少なくとも2人が拷問を受け死亡したと発表した。 イスラム教徒が人口の多数を占めるチェチェンでは2年前にも、男性同性愛者らが警察から拷問を受けたと訴え、国際社会から非難が集中していた。チェチェン当局は、人権団体による今回の主張を直ちに否定した。 過去の事例では同性愛者らがチェチェン外に避難していたが、人権団体「ロシアLGBTネットワーク(Russian LGBT Network)」のイゴール・コチェトコ
ポーランド首都ワルシャワで、パベウ・アダモビッチ氏の死を悼み、暴力に抗議する市民(2019年1月14日撮影)。(c)SKARZYNSKI / AFP 【1月15日 AFP】ポーランド北部グダニスク(Gdansk)で13日、チャリティーイベントに参加していた際に男に刃物で心臓を刺され、重傷を負ったパベウ・アダモビッチ(Pawel Adamowicz)市長(53)が翌14日、死去した。中道派の同市長を追悼する集会が国内各地で行われ、数千人が参加した。 医師らの丸1日にわたる救命努力もむなしく、アダモビッチ市長は病院で亡くなった。 リベラル派で、右派与党「法と正義(PiS)」への対立姿勢で知られ、バルト海(Baltic Sea)沿いのグダニスクで20年にわたり市長を務めたアダモビッチ氏に対する襲撃で、国内に衝撃が走った。 ポーランド通信(PAP)によると、グダニスクと首都ワルシャワの両市でそれぞ
アフガニスタンの音楽オーディション番組に出場し、カナダのジャスティン・トルドー首相(左、2018年10月12日撮影)に似ているとして有名になっているアブドゥル・サラム・マフトゥンさん(右、2019年1月13日撮影)。(c)WAKIL KOHSAR and Ludovic MARIN / AFP 【1月14日 AFP】アフガニスタンの音楽オーディション番組に出場している男性が、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相にそっくりだとして人気を集め、コンテストで優勝する可能性も取り沙汰されている。 同国北東部の辺境にあり、貧しいバダフシャン(Badakhshan)州出身のアブドゥル・サラム・マフトゥン(Abdul Salam Maftoon)さん(29)は、普段結婚式などで歌を披露している。 米音楽オーディション番組「アメリカン・アイドル(American Idol)」
冬の北海道や東北の空港は、毎日が雪との戦い。円滑な運航を実現するため、空港や飛行機の雪対策も進化しています。 超ビッグなスノープラウ付き除雪車が隊列走行! 北海道千歳市にある新千歳空港は、1994(平成6)年に国内で初めて24時間運用となった空港。2017年度の乗降客数は、国内線に限れば羽田空港に次いで第2位という規模です。 しかし2016年12月には、大雪の影響で1302便もの欠航が出たこともありました。そうした事態を回避すべく、冬の新千歳空港では日々、除雪部隊が雪と戦っています。 拡大画像 除雪車で斜めに隊列を組んで作業。雪をかきわけるスノープラウは幅6.5mもある(画像:新千歳空港事務所)。 新千歳空港にはAとB、2本の滑走路があります。1日あたり約300便を運航するため、除雪で滑走路を閉鎖する場合でも、必ずどちらか1本は利用できるようにして、空港の機能を止めないようにしているのです
2019年1月10日に文在寅大統領が新年記者会見を開きました。 その際の演説全文はこれです。 「2019 문재인 대통령 신년기자회견 연설 2019-01-10」 この演説の中に“反日”的な記載はどのくらいあるかというと、皆無です。というか、日本に対する直接的な言及自体がありません。 強いて言うなら、この部分が“反日”ですかね? 올해는 3.1독립운동, 임시정부수립 100년이 되는 해입니다. 지난 100년, 우리는 식민지와 독재에서 벗어나 국민주권의 독립된 민주공화국을 이루었고, 이제 평화롭고 부강한 나라와 분단의 극복을 꿈꾸고 있습니다. 우리는 지금 그 실현의 마지막 고비를 넘고 있습니다. 今年は3.1独立運動、臨時政府樹立100年になる年です。 過去100年には、私たちは、植民地と独裁から脱して国民主権の独立した民主共和国を遂げ、今で平和富強な国と分断の
軽井沢での生活について情報発信して4年が経つ。 ブログやTwitterからは見えにくいかもしれないが、この暮らしを続けている上で、いろいろと苦労していることもある。良くも悪くも、インターネットでは自分も含めて、「知りたい情報」しか検索して調べない傾向がある。知らずに、表面的なことや、キラキラした面しか見えなくなってしまう(あるいは、見たくないのでその部分しか見ていない)ことがあるんだと思う。 読者の方には、軽井沢へ移住することを本気で検討している人もいると思うので、失敗しない選択をするための一助になるよう、今回は、軽井沢暮らしのリアルなダークサイドについて書いてみようと思う。今回のブログでは、軽井沢に住んでいると見えてくる、「公害」の話。 軽井沢にある公害は世界レベル 挑発的なタイトルで始めてみたが、軽井沢には、この土地ならではの公害がある。それは「観光」である。 観光産業によって住民の生
衆院議員が性的指向や性自認のことを「趣味みたいなもの」と言うのを聞いて笑ってしまった。習い事のように何かのきっかけで始めたり、途中でやめたりできるもののように聞こえたから。当事者からすると、むしろ生を貫く芯みたいなものだと捉える人が多いに違いありません。言語にたとえるとどうでしょう。母語と同じように特段意識はしなくても、他者との交流の中で自然と芽生え、育ち、人間としてのポテンシャルを深めてくれる資質の一つであると私自身は見ています。言葉と違うのは、外国語のように学習してまるで違う文化に身を投じることはできない、という点でしょうか。 同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの人々をひっくるめて「生産性がない」ので「支援」に値しないという別の議員が発した言葉も、お粗末すぎて、反論する気持ちも起きません。 私は、日本社会に生きるのに、支援を必要とする意識を持って来ませんでした。でも最初から日本で日
2018.11.21 16:15 煮えたぎる鍋に従業員の顔突っ込み大火傷、鉄パイプで殴打…明らかな暴行を「遊び」「悪ふざけ」と弁解する会社 「週刊新潮」2018年11月29日号(新潮社)が、渋谷区にある芸能プロダクションの社長である20代男性が、「熱湯が入ったしゃぶしゃぶの鍋に従業員の顔を突っ込む」パワハラをはたらいたと報じている。 同誌によると事件が起きたのは、2015年12月に行われた会社主催の忘年会。社長は被害者の男性従業員に対して、「クライアントさんもいるんだから面白いことやれ。鍋に頭、突っ込めよ」と指示したと、被害男性は供述している。 煮えたぎる鍋に顔をつけ、上から押さえつける 「デイリー新潮」では、男性が鍋に顔を突っ込む証拠動画も公開。男性が鍋に顔を突っ込んだのは計2回で、周囲のカウントダウンと共に男性が沸騰する鍋に顔をつけ、その頭を他の人物が手で押さえつけるという状況が3秒ほ
みなさん初めまして。高島菜芭です。 私はこの9月に京都大学を卒業したのですが、ちょうど2年前の今頃イギリスに留学して、1年間ジェンダーや性について大学で勉強し、性教育NGOでインターンをしていました。 そんなときに出会ったのが【Sexual Consent】(日本語だと、性的同意/性的合意と訳されます)という概念。 簡単に説明すると、性行為の際は明確にお互いの同意をとりましょう、というものです。 当時イギリスでは性教育が義務教育化された頃で、科目名はSEX AND RELATIONSHIP education (性と関係性についての教育)で、性的同意についても「健康的な関係を築くために、カップルであってもお互いが納得した上でセックスしようね」という教え方がされていました。 留学前、「付き合っていたらセックスするのは当たり前でしょ」「スカート履いていたんだからレイプされたのは自己責任じゃない
ウェブサイト「ネットギーク」で記事にされ、ネット上で中傷を受けた男性=2018年11月下旬、東京都内 「殺す」 「死ね」 知らない人からの「殺害予告」がツイッター(短文投稿サイト)上で続々と書き込まれた。直接送られてきたメッセージには死体の写真が添付され「お前の未来だ」とも書かれていた。 関西地方に住む30代の女性はウェブサイト「netgeek(ネットギーク)」で記事にされた後、ネット上で激しく中傷された。被害はネットの世界だけにとどまらなかった。 新たに働こうとしている職場に報道機関名を名乗らない「取材」の電話があった。「そちらで働こうとしている人について、どう思うのか」。中傷のもととなった出来事を引き合いに出した嫌がらせの電話だった。電話に応対した人が報道機関名を尋ねたが答えなかったという。サイトで発信された1本の記事によって、平穏な生活は音を立てて崩れた。 女性が記事にされたのは、飲
基地建設に反対する人たちの抗議行動について「サルと同じ」などと書いた「ネットギーク」によるツイッターの発信記事 「バイオハザードより怖い。沖縄基地反対派がフェンスをガンガン揺らす様子」 「沖縄に集まった基地反対派のプロ左翼、行動がサルと同じだと話題に」 「その姿は完全に理性を失った野生動物」 これらは、米軍北部訓練場のヘリパッド建設、名護市辺野古の新基地建設に対する抗議行動について、あるサイトから発信された記事や見出しの一部だ。 サイトの名は「netgeek(ネットギーク)」。2013年に立ち上がり、攻撃的な表現を含んだ記事を次々と発信し続けている。 ネットギークが発信した沖縄関係の記事は、確認できるだけで27本存在する。記事は15年4月~18年10月末までの間に投稿された。記事では基地建設に反対する人々の抗議行動を、ゾンビが出てくる海外映画になぞらえ「バイオハザードより怖い」と表現したり
9月30日に投開票された沖縄県知事選の選挙期間中、インターネット上で、自動的に情報を発信する「ボット(bot)」と呼ばれる機能が使われ、悪質な中傷を含む情報が機械的に拡散されていたことが分かった。選挙期間中にツイッター(短文投稿サイト)で県知事選に関する情報を発信した約2万5千の登録者(アカウント)から無作為に抽出した1250件を琉球新報社が分析したところ、少なくとも約4・8%がボットだった。ボットのうち約7割は候補者の玉城デニー氏に対する悪質な中傷を含む内容を投稿していた。複数のボットを用いて中傷をほぼ同時に拡散させていた登録者もおり、ツイッター社が登録を凍結したとみられる事例も確認された。手動より、短時間で大量に情報を発信することができるボットが、選挙期間中にフェイク(偽)やヘイト(憎悪)、誹謗(ひぼう)中傷の拡散に悪用されている現状が浮き彫りになった。 (ファクトチェック取材班・池田
あけましておめでとうございます。今年も「モバプリの知っ得!」を宜しくお願い致します。 早速ですが2018年の「インターネット事件簿」を振り返ってみます。残念なことに2018年もたくさんの事件が発生し話題となりました。 事件を個別に見ていくと、結局のところ過去の事件と同じ原因でトラブルに発展しているものも多く、改めて過去の事件を学ぶことの大事さを感じます。 ついにやってきた「選挙デマ」 数ある「2018年ネット事件」の中でも、多くの沖縄県民の身近に感じた脅威は「選挙デマ」でしょう。特に2月の名護市長選、9月の沖縄県知事選では大量のデマが発生し、全国ニュースでも報じられる事態となりました。 選挙の時にデマが流布することは、今に始まったことではありません。昔から「怪文書」として、特定候補の評判をおとしめる噂が書かれたチラシがポストに投函されるなどして、選挙にデマはつきものとなっていました。 しか
沖縄県名護市辺野古の新基地建設是非を問う県民投票について、下地敏彦宮古島市長が不参加を改めて表明するなど、県が全41市町村の参加を呼び掛ける一方、実施する方針の市町村は現時点で35にとどまる。県民投票の事務処理拒否は、憲法上も問題があると指摘する木村草太首都大学東京教授が本紙に寄稿した。 ◇ ◇ 沖縄県議会で昨年10月に成立した住民投票条例に基づき2月24日、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票が実施されることになった。地方自治法252条の17の2は、「都道府県知事の権限に属する事務の一部を、条例の定めるところにより、市町村が処理することとすることができる」とする。今回の住民投票条例13条は、この規定を根拠に、投票に関する事務は「市町村が処理する」こととした。 なぜそうしたのかと言えば、投票所の設置や投票人名簿の管理は、国や県よりも地元に密着した市町村が得意とする事務だからだ。つまり、
インドの選挙管理委員会発行の有権者証などを見せるバングラ出身のイスラム教徒の男性。イスラム教徒にだけこれらを取得できなくする改正案は「宗教差別だ」と非難した=ニューデリーで2019年1月13日午後11時14分、松井聡撮影 【ニューデリー松井聡】ヒンズー教徒が約8割を占めるインドで、イスラム教徒以外の不法移民にのみ国籍を与える法律改正案が下院で可決された。ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党・インド人民党(BJP)の母体組織はイスラム教徒と対立してきた歴史があり、春に予定される総選挙に向け、保守層の支持固めを狙ったとみられる。イスラム教徒や専門家らは「憲法の規定にある法の下の平等に反し、宗教間の対立をあおる」と批判している。 8日に下院で可決された改正案は、2014年末までにインドに不法入国したパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタン出身者のうち、ヒンズー教▽シーク教▽仏教▽キリスト教
「もう一つの沖縄戦 戦後の性暴力と向き合う」をテーマに市民公開講座(沖縄戦・精神保健研究会主催)が12日、南風原町の南風原文化センターであった。基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代共同代表と同志社大学〈奄美-沖縄-琉球〉研究センターの森亜紀子研究員が講演。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、弁護士資格を持つ宮崎政久衆院議員(自民)が先月、市町村議会で投票事務予算を採決する前に、市町村議員を対象にした勉強会を開き「議員が損害賠償などの法的な責任を負うことはない」などと記した資料を配布して予算案の否決を呼び掛けていたことが分かった。宮崎氏の主張が市町村議会での否決に影響を与えた可能性がある。本紙が入手した資料には「県民投票の不適切さを訴えて、予算案を否決することに全力を尽くすべきである」と明記されている。 宮崎政久衆院議員(自民)が保守系議員を対象にした勉強会で配布した資料のコピー 予算案が否決された場合の対応についても「議会で否決された事実を前に、これに反して市町村長が予算案を執行することは議会軽視であり、不適切である」などと断定している。 宮崎氏は本紙の取材に対し
フランスのカンヌ国際映画祭に出席した仏自動車大手ルノーのカルロス・ゴーン会長(左)とキャロル夫人(2017年5月26日撮影)。(c)LOIC VENANCE / AFP 【1月14日 AFP】特別背任罪などで起訴された日産自動車(Nissan Motor)の前会長、カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告の妻キャロル(Carole Ghosn)さんが国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)に対し、自白を引き出すことを目的に夫が「過酷な」状況下で拘束され、24時間休みなく尋問を受けていると訴えていたことが分かった。 【特集】写真と図解でみる日産ゴーン前会長の逮捕 9ページにわたる書簡の中でキャロルさんは、昨年11月19日に逮捕されたゴーン被告の独房が夜間も消灯されない点や、日々の服薬を認められないことなどを挙げ、HRWにこの問題に対して声を上げるよう求めている。 書簡には「
ドイツ東部ザクセン州リーザで、極右政党「ドイツのための選択肢」の党大会に出席したアレクサンダー・ガウラント共同党首(2019年1月13日撮影)。(c) Monika Skolimowska / dpa / AFP 【1月14日 AFP】ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は13日、今年5月の欧州議会選をめぐり、同党が欧州連合(EU)に求める改革が受け入れられなければ最終的にドイツのEU離脱「デグジット、Dexit」も辞さないとする案をマニフェスト(政権公約)に盛り込むことを決めた。戦後ドイツで政党が公約でEU離脱の可能性に踏み込んだのは初めて。 AfDはこの日、牙城とする東部ザクセン(Saxony)州リーザ(Riesa)で党大会を開催。賛成多数でデグジット案の採用を決めた。ただ、国民の大多数がドイツのEU残留を支持していることも意識して、抜本的な改革によってEUが「適切な時間
関西大手私鉄の南海電鉄が運営する汐見橋線は、大阪市の中心部に乗り入れているにも関わらず利用者が少ない「都会のローカル線」として知られています。なぜ利用者が少ないのでしょうか。 レトロな駅舎と古びた木製ベンチ 大阪の繁華街、難波から南海電鉄の電車で6分ほどの岸里玉出駅(大阪市西成区)。南海の線路はここで高野山方面に延びる南海高野線と、和歌山市や関西空港方面に向かう南海本線に分かれます。 拡大画像 南海汐見橋線を走る2両編成の短い電車(2018年11月24日、草町義和撮影)。 しかしこの駅に乗り入れている路線は、これだけではありません。南海本線ホームの北側から難波のほうを眺めると、短いホームが離れ小島のようにポツンと置かれているのが見えます。しばらくすると、2両編成の短い電車が入ってきました。通称「汐見橋線」の電車です。 汐見橋線は、岸里玉出駅から大阪の中心部に戻るようにして北上し、南海の難波
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