チョコレートの原料のひとつであるカカオの生産を取り巻く環境が、ここ数年で大きく変化しているそうで、農家の後継ぎ問題やバイオ燃料への利用により、カカオの需給バランスが大きく崩れ始めているそうだ。 カカオの総生産の70%はアフリカが担っている。カカオが収穫を得られるまでに3〜5年かかる。手間隙がかかるわりには儲けの少ない農業に就きたくないと考える若者が増えており、深刻な人手不足、跡継ぎ不足になっているという。 にもかかわらず、チョコレートの消費量は世界的に拡大しており、生産量は落ち込む一方。それに追い討ちをかけるように、最近バイオ燃料としての需要が高まっており、カカオそのものが不足する事態が懸念されている。 これ以上カカオの生産が落ち込んだ場合には、「代替品としてキャロブ(イナゴマメ)を普及させるしかない」と、指摘する料理専門家もいるようだ。 「そのうちどうにかなるんじゃね?」という楽観的な見
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