秋が深まるにつれ、ちょっと憂鬱なのがカメムシの存在です。いつの間にか洗濯物や布団について、ニオイやシミがつくことがあります。 「カメムシが不快な理由の1つですが、実はカメムシ自身もあのニオイには弱いのです。殺虫試験の準備でカメムシをカップに入れておいたところ、彼ら自身が放出したニオイが原因で死んでしまったことがありました。通気穴が小さすぎて自家中毒を起こしたようです。 臭いニオイは、カメムシが身の危険を感じると放出する液体状の分泌物です。分泌物の組成はカメムシの種類や成長段階によっても異なりますが、主成分はヘキサナール、ヘキセナール等のアルデヒド類で刺激性があります」(野村さん) 身を守る術が自分自身にとっても“危険”なニオイとは意外です。しかも、悪臭被害を出すようなカメムシは実は少数派だといいます。 「カメムシとはカメムシ目のいくつかの科に属する虫の総称で、日本だけでも約1,300種いま
![カメムシが大量発生する時期 ニオイを出さない駆除方法とは](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/542abf8ae80631b171d6129ebe9c3f5bb0ebd7ae/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsmtgvs.weathernews.jp%2Fs%2Ftopics%2Fimg%2F202109%2F202109290205_top_img_A.jpg%3F1633434817)