※格好良いSF武器についての考証とか考察とかを期待された方には、「すみません、そういう話は全くありません」と最初に謝っておきます。このエントリーは、そういった方にはおそらく退屈でつまらないであろう、歴史の話がメインです。 もし、本当に銃に変わる新しい武器が登場し、戦場において銃を代替する主役として使われるような時代がくるとしたら、それは単に「新しい武器」の登場というだけではなく、人類の社会構造そのものが大きく変革するような何かが起こったその結果として現れるものなのではないかと思う。 なぜそんなことが言えるのか? それは、ほかならぬ「銃」が、どのような形で弓矢に代わり戦争の主役となっていったのかを振り返ってみるとうかがい知ることができる。 銃という道具が人類の歴史に登場したのは500~800年以上も前のこと。だが銃が戦場の主役として使われるようになったのはせいぜい200年くらい前のことだ。な