トレーラーに運ばれ交差点を曲がる旧100形車両=28日午前2時20分、大阪市住之江区、飯塚晋一撮影 5月で開業80周年を迎える大阪市営地下鉄で、開業時に使われていた初代の車両が28日未明、大阪のオフィス街や住宅街を走り抜けた。記念行事で市役所前に展示するため、保管施設からトレーラーで運んだ。 5月24日まで展示されるのは旧100形車両。銀色の屋根にクリームとブルーのツートンカラーの車体は、午前2時に大阪市住之江区の緑木検車場を出発し、約1時間後に大阪市北区の市役所前に着いた。 大阪市営地下鉄は日本初の公営地下鉄として1933年に御堂筋線の梅田―心斎橋間の3・1キロで開業。旧100形はその第1号で1両編成で走っていた。検車場の外に運び出して展示するのは初めてという。