一般的な電車の車輪の数は8個。1両あたり台車が前後に2つ。台車の車軸は2本。つまりひとつの台車で4つの車輪が付いて、台車が2つで8個という計算になる。これは貨車も同じ。一方、バスやトラックの車輪は4個が一般的。トラックでは後ろだけ2軸という大型車種も見かけるけれど、たいていは車輪が4個だ。なぜ電車や貨車の車輪は多いのか。 その理由は、長い車体をカーブでスムーズに走らせるためだ。バスやトラックも急カーブを走っているけれど、それは内輪差があるから。前輪が通る位置と、後輪が通る位置が異なるため、カーブをスムーズに曲がることができる。ただし、前輪よりも後輪のほうがカーブの内側を通るため、巻き込み事故に注意が必要となる。 鉄道車両はレールの上を走るから、前輪と後輪が同じ場所を通過する。長い車両は内輪差を使えない。そこで、内輪差のない2軸の台車を置き、その上に長い車体を置く。鉄道車両はトラックやバスと
![鉄道トリビア(402) バスの車輪は4個が多いけど、電車の車輪は8個が多い…なぜ?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3da552c65b86a8ea39d87777ad1aebee6887b6f8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Farticle%2Ftrivia-402%2Findex_images%2Findex.jpg)