日頃電車やバスに乗る際、ピピッと使う交通系ICカード。クレジットカードなどと同じ寸法で作られており、縦は54.0ミリ、横は85.7ミリ、厚さ0.76ミリ……厚みは1ミリもありません。 ICチップが埋め込まれているわけですから、電子機器なのですが、電池の入りそうなスペースはありません。でも、「Suicaを充電した」というような話も聞きません。 かざすだけで使える電子機器、果たしてどういう仕組みなのでしょうか。 マンガをまとめて読む(スワイプで次に進む) 電気は改札から供給される 答えから書くと、Suicaは改札のタッチ部分から電気をもらって動いています。 しかし、電気が直接飛んできているわけではありません。タッチ部分は「磁気」を出しているのです(この磁気、有効範囲は半径10センチほどとのこと。タッチが有効な範囲に磁界がある、と考えていいでしょう)。 カードはこの磁気から電気を生み出しているの