戦車が対戦車砲にやられたり、戦闘機が対空放火に撃破されるなら、これは普通に、想定されるであろう出来事です。 しかし、「まさかこんな・・・」ということが戦場では起きるのです。 鋼の錬金術師のグリードの口癖ではありませんが、「ありえないなんて事はありえない」のが戦場なのかもしれません。 バダビア沖海戦での吉と凶 まずは大日本帝国海軍が誇る酸素魚雷による「お手柄」です。 艦艇用の九三式酸素魚雷は最大で40km、潜水艦用の九五式でも最大12Kmもの長大な射程を持っています。 この長い射程が吉と出た例と、凶と出た例がありますが、どちらも相手にとってはまさか、というものでした。 1942年3月、蘭印作戦の一環として起きた「バダビア沖海戦」において日本海軍は米重巡「ヒューストン」豪軽巡「パース」蘭駆逐艦「エヴェルツェン」を撃沈、損害は駆逐艦3隻の小破という一方的なものでした・・・が、実は離れたところで事
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