ハーン・ユニース、パレスチナ自治区、7月31日 (AP) ― イスラム過激派組織ハマスが実効支配するガザ地区のハーン・ユニースで7月30日、ハマスに反対するグループと支持グループが、路上でタイヤに火を付け、互いに投石を繰り返すなど衝突した。 慢性的な停電と困窮した生活環境に抗議するため、ハマスに対する不満を公に示す貴重な機会として、数千人の住民がガザ地区全域で一時的に街頭に出た際に衝突が発生した。 ハマスに抗議するデモ参加者はガザや南部のハーン・ユニースなどで口々に「何という恥だ」と現状を訴え、ハマスの旗を燃やすなどしたため、警官隊が投入され抗議デモは中止させられた。 ハーン・ユニースでは、衝突の模様を撮影したとみられるデモ参加者の携帯電話が壊され、逮捕者も出た。 デモを組織したのは、草の根オンライン運動であるが、誰がこの運動の背後にいるのかは不明だ。 ハマスは"鉄の拳"でガザ地区を支配し