大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で生田斗真さんが演じていた源仲章(なかあきら)。 源氏姓だけに、一瞬『頼朝と関係あるの?』と考えてしまった方もおられるかもしれませんが、仲章は宇多源氏の出身であり、頼朝らの河内源氏(清和源氏)とはまるで違います。 仲章らの一族は朝廷で生きる上級貴族。 坂東とは縁もゆかりも……とはならず、彼は建保7年(1219年)1月27日に鎌倉鶴岡八幡宮で悲劇的な死を迎えることで知られます。 しかも北条義時の代わりに殺されたとして、歴史に名を残すのですから物騒なこと極まりない。 一体、当時の政権で何が起きていたのか? 『鎌倉殿の13人』では生田斗真さんが壮絶に嫌味ったらしい役を好演していた、源仲章、史実の生涯を振り返ってみましょう。