処女作「KAGEROU」で第5回ポプラ社小説大賞を受賞することが決まった元俳優の水嶋ヒロさん(26)が1日午後、東京都新宿区のポプラ社で行われた受賞発表会に出席し、喜びの言葉を語った。 受賞作のテーマは、命の大切さ。「荒削りな面も目立ったが、それを凌駕(りょうが)するパワーがあった」と、同社社内選考委員13人のうち8割近くが受賞に賛同したという。黒いジャケットとパンツ姿で登場した水嶋さんは、受賞の感想に加え、所属事務所を退社した経緯について約4分間にわたって語った。 所属事務所などによると、水嶋さんは、賞金2000万円を辞退。「さらに多くの作品が生まれていくために有効利用していただきたい」などと理由を説明している。ポプラ社側も了承し、読み聞かせのイベントなどに有効活用していくという。 水嶋さんの発言は次の通り。 まず始めにこのような栄誉ある賞をいただき大変恐縮しております。ぼくのこれからに