「インターネットを無料で利用できる」とうたい、他人のパソコン用無線LANを無断で使える機器を販売したとして、大阪府警生活安全総務課などは22日、電波法違反(無線局の無許可開設)幇助(ほうじょ)容疑で、大阪市浪速区日本橋、パソコン機器販売店「ファニープレイス」店長、池田輝彦容疑者(42)=堺市堺区=と従業員2人を逮捕した。 府警は、機器を購入して実際に利用していた客5人を電波法違反容疑で書類送検する。無線LANの「ただ乗り」をめぐり、販売業者や利用者を摘発するのは全国初という。 逮捕容疑は今年5月以降、店を訪れた大阪、兵庫両府県の男4人に1台2700円〜6千円の機器を計4台販売、自宅などに違法な無線局を開設させるのを助けたとしている。池田容疑者は「話したくありません」と供述を拒み、従業員2人は容疑を認めている。 府警によると、同店は今年2月以降、店頭やネット上で「無料でネットができる」と宣伝