クラウドという言葉が登場する以前から クラウド的なものを構想していたマイクロソフト マイクロソフトは、1990年代後半からWindows Vistaにかけて、今で言うところの「クラウド」サービスと言えるものを構想していた。しかし、諸般の事情とWindows Vistaの開発失敗により、ほとんどの計画が未完のままとなっていた。 Fall Creators Updateに搭載される機能は、Microsoft Graphをベースにしており、さらに同時に発表されたXAML Standardにより、マルチプラットフォーム化が推進される。このあたりを見ると、結局、2000年頃に構想していた計画が、現在のクラウドなどに合わせて“リバイバル”してきた感がある。 マイクロソフトは、2000年に.NETとWebサービス(のちにXML Webサービスと呼ばれるようになる)を発表する。Windows XPの開発が