松岡理 著「プルトニウムの安全評価」より45 : 原子力と防災の研究3月30 松岡理 著「プルトニウムの安全評価」より45 カテゴリ:プルトニウム健康影響 プルトニウム過剰被ばくの人体例3 ロッキーフラッ卜火災被ばく者1965年10月15日に米国の核兵器製造工場のあるロッキーフラッツで発生した火災によって,PuO2エアロゾルの大量吸入事故が発生し,400人の従業員が検査された結果25名の人が肺に15レム/年以上のプルトニウム負荷があることが分かった。吸入したエアロソルの粒子径は0.32μ(AMD), δg =1.83と評価されている。平均30%の物質が2~3か月以内にクリアされた。残りのクリアはきわめて遅かった。図に吸入被ばく量と被ばく作業者の数と吸入酸化プルトニウムの粒子径の分布に関するデータを示す。この被ばく者群の健康影響の追跡結果は,吸入したのが酸化物であり,粒子径が正確に評価されているので,ホットパーティクル問題に対する回答として期待されているが
