厚生労働省は24日の中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)の総会で、新型コロナウイルスの院内感染が増えていることに関連し、症状がない入院患者についても、医師が必要と判断した場合にはPCR検査の保険適用を可能とする方針を明らかにした。 ただ、入院患者全員に一律に実施する場合は対象外とし、近く、保険が適用されるケースを整理して提示する。 同日の中医協では、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき都道府県が設置する「臨時医療施設」が保険医療機関の指定を受けた場合の診療報酬に関し、入院基本料を看護師らの配置に応じて8060~1万6540円とする方針を示した。新型コロナ患者の自己負担は発生しない。