![Amazon.co.jp: 晩鐘 上 (双葉文庫 の 3-5): 乃南アサ: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4163f3d462888ddf3ac598f1d4529f595e2bf5ca/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41PSu-T7q-L._SL500_.jpg)
家族のために一生懸命働いているつもりだったのに、いつの間にか疎外されていた・・・。娘や息子の秘密を明かさない妻。父親を避ける娘と息子。家の中に居場所を見出せなくなった智明は、ついに行動を起こす!!表題作「不発弾」を含む6編を収録。 読み終わったあと、思わずうなってしまった。どの話も、現実の日常生活の中にもいるような人たちが主人公だ。だが、彼らの体験は、それぞれ種類は違うが読んでいてゾクゾクさせられる。「かくし味」では、"知らない"ということの恐怖を、「夜明け前の道」では、人との出会いが人生や考え方をあっという間に変えてしまう不思議さを、「夕立」では、自分さえよければいいという強かな考えに驚きを、「福の神」では、ちょっとした心づかいが思わぬ喜びをもたらす感動を、「不発弾」では、家族といえども心がすれ違ってしまうとこうなってしまうのかという哀れさを、「幽霊」では、決してあきらめないという信念が
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