性同一性障害などがあり、体が男性でも自分は女性だと感じているトランスジェンダーの人が健康上にどんな特徴を持っているのかは研究されつつある途上です。現在進行中のある研究から、参加者の精神の健康についての特徴が報告されました。 ◆29歳までのトランスジェンダーの女性を調査 この報告は、トランスジェンダーの女性(自分は女性だと認識する人)を対象に、HIV感染症の予防対策の効果を調べるためアメリカで進行中の研究「Project LifeSkills」の参加者の特徴をまとめたものです。 16歳から29歳のトランスジェンダーの女性で、性的活動がある人298人が対象となりました。 対象者にはあらかじめ質問を決めた問診が行われ、うつ症状などの精神の問題があるかが調査されました。 ◆うつ症状が14.7% 次の結果が得られました。 特定の障害の有病率は以下のとおり:生涯での大うつ病エピソード35.4%、調査時