不適切な授業を行っていた三重県伊賀市のウィッツ青山学園高が、広域通信制の昨年度の卒業見込み者約400人に対し、必要な履修を受けさせないまま卒業証書を渡していたことが分かった。学園高は「認識が甘かった」と陳謝している。 文部科学省は21日、岡本栄・伊賀市長を呼んで事実確認し、学園高に対する適切な運営…
不適切な授業を行っていた三重県伊賀市のウィッツ青山学園高が、広域通信制の昨年度の卒業見込み者約400人に対し、必要な履修を受けさせないまま卒業証書を渡していたことが分かった。学園高は「認識が甘かった」と陳謝している。 文部科学省は21日、岡本栄・伊賀市長を呼んで事実確認し、学園高に対する適切な運営…
不登校の子と初めて関わることになったとき、会社の先輩に「不登校の子と関わる時に気をつけること」として言われたことがこの2つでした。 「勉強」という言葉を使うな。 「学校」という言葉を使うな。 いざ不登校の子と初めて顔を合わせたとき、挨拶の直後に言われたことが「本当は学校に行って勉強したいんです」でした。いきなり「NGワード」両方とも言われました。 私自身、現在はフリーランスでライターをしていますが、今年の3月までは教育事業に関わる会社で働く会社員でした。社会人生活2年間で株式会社3社とNPO1社に勤め、そのうち1年8か月は「不登校支援」に関わる仕事に従事しておりました。勤める先々でいただいた「不登校支援以前にあなたが社会不適合」という言葉が転職回数にも如実に現れており、履歴書の職歴欄はいつも豪華で気まずいことには、そっとしておいてください。 「不登校」という言葉を聞いたとき、皆さんはどんな
静岡県の川勝平太知事は7月に行われた県議会の一般質問で、一般論として「15~16歳から20歳前後までの時期に女性の方が早く成熟するという生理学的、生物学的な現実がある。実際上、学校の成績などに表れる」と主張。その上で、静岡県が発足させる人口減少問題を考える有識者会議から「ひょっとすると思春期の男女共学は一度やめてみては」との検証結果が出る可能性があると指摘したそうです。 同知事は、別学になった場合、「大学で一緒になればお互いの尊敬やあこがれという念が深まるということもあろうかと存じます」と述べたそうです。知事に言わせれば、最近の思春期の女子は「生理学的に男性より早く成熟する。同年齢の男の子より自分の方が成績が高いわけだから、男の子を尊敬するというふうなことがなかなかできにくい」というのです。要するに「男の子の思春期に幼くて格好悪い姿を見せると、女の子は男性一般に幻滅してしまう」ので、少子化
小学生らを対象に行われてきた寄生虫卵検査(ぎょう虫検査)について、文部科学省は、新年度からの学校での健康診断の必須項目から外す。衛生環境が改善され、寄生虫卵の検出率が低くなったためだ。しかし、西日本は全国平均に比べて検出率が高く、九州の一部の自治体では、新年度以降も行うことを決めた。 文科省などによると、検査は戦前から行われ、1958年の学校保健法制定とともに学校の健康診断の検査項目になった。95年からは小学4年生以上は省略できるようになった。目黒寄生虫館(東京)によると、ぎょう虫は、感染すると、就寝中に肛門(こうもん)付近に出て卵を産む。かゆみを引き起こし、集中力が低下したり、ひっかき傷から炎症を起こしたりする。 衛生環境が良くなり、検出率は下がってきた。学校保健統計調査によると、戦後すぐの49年度の小学生の寄生虫卵検出率は63・89%。それ以降、検出率は下がり、2002年度からは1%を
学校内で起こったいじめを、匿名で報告できるウェブサイト『うきわネットワーク』が誕生し話題になっている。 学校で起こるいじめ撲滅を目的に開設された同サイトは、現在「どこの学校」で「どのくらい」いじめが起きているのか、学校側がいじめに対して積極的に対応を「どの程度」おこなっているのかを可視化してくれる。 具体的なサービスは、 いじめを受けている人&または周りでいじめを目撃した人が、いじめの度合いを5つに分けた指標「いじめレベル」を選択し、具体的ないじめの内容を投稿できる。また、いじめ報告を受けた学校は、会員登録をすることによってそのメッセージを閲覧することが可能。 サイト上では、いじめ報告件数と学校側のいじめ対応件数が表示され、その状況を全国に知らせることができるといった、今までにない画期的なサービスだ。 先日、10代男子のゲイ・バイセクシャルの4割がいじめを経験したとの調査結果が発表されてい
『緊急メッセージ 明日学校に行きたくないあなたへ』 8月中旬、たまたま私の目に飛びこんできたこちらの記事。発信元は「不登校新聞」というwebサイト。タイトルを見て思わずリンクをクリックし、記事を読み始めた瞬間にその「緊急」の意味を理解しました。 このたび、内閣府の発表により、「18歳以下の子どもの自殺がもっとも多かった日」が明らかになりました。9月1日、多くの学校で新学期が始まる日です。 私は以前に不登校支援の活動をしていたので、「9月1日」が不登校の子によってどのような意味を持つ日なのか実感してきたつもりです。夏休みが終わり、迎える新学期初日。「学校に行きたくない」「でも行かなければいかない」不登校の子達が抱える葛藤が1番大きくなる日かもしれません。「学校に行くか死ぬか」まさに今どちらを選択するか悩んでいる子もいるはずです。 「私たちはあなたに、生きていてほしいと願っています」 今回は、
「学校に行くのがつらければ、まずは休んでください」。子どもの自殺が増える夏休み明けに合わせ、不登校を経験した若者たちがこんなメッセージを発信している。教育評論家の尾木直樹さんや社会学者の上野千鶴子さんらも賛同の声を寄せた。悩む子どもの助けになればと願っている。 「あなたのつらさを一緒に考えてくれる大人がいることを知ってほしいのです。私たちはあなたに生きていてほしいと願っています」。NPO法人「全国不登校新聞社」(東京都北区)が、18日に公開した緊急メッセージの一節だ。 同紙は不登校経験者やフリースクール主宰者らが1998年に創刊。月2回、紙版とウェブ版の新聞を発行している。きっかけは97年8月、2学期を前に自殺した子どもがいたことだった。同時期に別の子どもが「学校が燃えれば行かなくて済むと思った」と学校に放火する事件も発生。「学校に行くか死ぬかしかないという状況を変えたい」と考えた。 夏休
「学校が死ぬほどつらい子は図書館へいらっしゃい」。夏休みが明けるころに子どもの自殺が増える傾向があることから、神奈川県鎌倉市立の図書館の公式ツイッターが26日、こうつぶやいた。共感を呼び、13時間で4万回以上もリツイートされている。 つぶやいたのは、市中央図書館司書の河合真帆さん(44)。9月1日に子どもの自殺が突出して多いとの報道を読み、図書館学を学ぶ中で知ったことを思い出した。 「自殺したくなったら図書館へ」。米国の図書館に貼られていたというポスターの文言だ。図書館には問題解決のヒントや人生を支える何かがある。そんなメッセージだった。 利用者の秘密を守るのも、図書館の大事な原則だ。子どもは学校に通報されると心配しているかもしれない。だから、「一日いても誰も何も言わないよ」と書き添えた。「一日だらだらしていても、誰も何も言わないから気軽においで。ただぼーっとするだけでもいいと伝えたい」
「臭い、汚い、暗い、怖い、壊れている」。頭文字をとって「5K」と言われることもある学校のトイレが変わりつつある。使いやすいようにと、子どもの意見を設計に取り入れる学校もある。ただ、改修に多額の費用がかかるのが悩みの種だ。 明るい内装、全身鏡……。滋賀県近江八幡市の市立桐原東小のトイレはおしゃれだ。洗浄便座や水流音を響かせる擬音装置も備える。 昨年夏に全面改修された。その際、学校側は「トイレを身近に感じ、健康な学校生活を送ってほしい」と願い、設計に児童の参加を求めた。児童のアイデアを大学院生が協力して図面化し、段ボールで実物大の模型などもつくって完成させた。大便器は和式からほぼ洋式になり、6年生の前田陽祐(ようすけ)君(11)は「和式は使いにくく、我慢したこともあった。前のトイレは暗くて床も汚かったけれど、照明も明るくてきれいになった」と喜ぶ。 同市は2011年度から、12小中学校のトイレ改
水泳用品メーカーのフットマーク(東京)は、中学生4人と共同開発したスクール水着「イデアルスイミング」を24日に売り出す。「素早く着替えたい」「肌が見えるのはイヤ」など、4人の意見や中学生360人へのアンケートで集めた声を盛り込んだ。 開発に加わったのは、東京都立両国高校付属中3年の薄井美佳さん、太田梨々香さん、北畠和哉さん、齊藤昌弘さん。昨年11月、職場体験でフットマークを訪れたのがきっかけだ。デザイナーが要望を聞き、試作を繰り返した。 女子からは「短い休憩時間で素早く着替えたい」「肌が見えないワンピース型がいい」という相反する願いが多かったため、脱ぎ着しやすく上下に分けた水着を腰のボタンで留める形に。上着の後ろ側を長くして、体育座りでも背中が露出しない工夫もした。 男子は「プールサイドで待って… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限
教室でたくさんの人が手にした「羽衣(はごろも)チョーク」が姿を消す。メーカーの羽衣文具(愛知県春日井市)が今月、廃業したためだ。滑らかな書き味の看板商品は他社に引き継がれるが、「羽衣ブランド」を惜しむ声が上がる。 学校などからの指名買いが多かったのが「フルタッチ」。原料は炭酸カルシウム(石灰石)で、1969年の発売から改良を重ねた書き味は滑らかで静か。粉が飛びにくく消しやすい。表面が被膜加工で手につきにくい。圧縮成型で折れにくく、減りにくい……。 「今でしょ」の東進ハイスクール講師の林修さんも愛用者の一人。 「フルタッチに出会ったとき、『これだ!』と快哉(かいさい)を叫んだ」といい、取材に対し、羽衣文具の廃業を惜しみ、感謝するメッセージも寄せた。 林さんは、授業のやりやすさでは、ホワイトボードは、黒板の足元にも及ばないとした上で、「特に僕は、筆圧が高く、しかも書き終わった時に、『カン!』と
2011年に26歳で亡くなった堺市の市立中学校の教諭について、地方公務員災害補償基金が公務災害(労災)による死亡と認定したことがわかった。「熱血先生」と慕われ、市教育委員会の教員募集ポスターのモデルにもなった。強い使命感の一方、授業や部活指導などに追われ、体がむしばまれたとみられる。多くの新人教諭らが教壇に立つ春。市教委は再発防止に力を入れる。 亡くなったのは理科教諭だった前田大仁(ひろひと)さん。教諭2年目の11年6月、出勤前に倒れた。死因は心臓の急激な機能低下だった。 10年春に赴任し、1年目は1年生、2年目は2年生を担任し、女子バレー部の顧問も務めていた。 同基金は昨年11月に仕事が原因の過労死と認定した。資料によると、同僚教員の証言などを元に推計した前田さんの死亡直前3カ月の校内での残業時間は月61~71時間だった。国の過労死認定基準(2カ月以上にわたり月平均80時間以上)を下回る
文部科学省が、同性愛者など幅広い性的少数者への対応の必要性を明記した文書を学校・教育委員会向けにまとめた。これまで、国の対応は法律上の定義がある性同一性障害に限られていたが、学校現場でより広範な性的少数者への支援が進む一歩になりそうだ。 性的少数者については、性同一性障害に限らず、同性愛者や両性愛者などを含めた全体がいじめの対象になりやすいとされ、自殺対策の観点からも、専門家や当事者団体が学校での早急な対応を求めていた。 文書ではまず、性同一性障害の子どもは「自己肯定感が低くなっている」「(性同一性障害などであることを)隠そうとし重圧を感じている」と解説し、「不登校、自傷行為、自殺念慮(自殺への思い)に及ぶこともある」とした。 その上で、こうした悩みは「性同一性障害の児童生徒だけでなく、その他の性に関して少数派である者にも共通する」と明記。同性愛者や性分化疾患にも言及して「性的少数者の内実
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