インターネット上でデータが送れるのは、送り側と受け取り側でデータをどのようなフォーマットと手順で送信するかということが細かく決まっているからです。この取り決めをプロトコルと呼びます。インターネットのプロトコルは、IETFと呼ぶボランティア組織で決めています。IETFから出版される正式な文書はRFCと呼ばれ、これまでに6000を超えるのRFCが出版されています。ただし、この中には現在では古くなったRFCや、プロトコルそのものではなく、プロトコルを決めるルールや参考情報等があり、幅広く活用されているRFCはそれほど多くはありません。おそらく数百位だと思います。実は私も3本のRFCを出版していますが、残念ながらほとんど使われていません。 数多くのプロトコルのその中でも普段よく耳にするものの例として、ウェブで使われているHTTP、メールを受信するPOP3やIMAP4、ファイルを転送するFTPなどが