有田正規著『学術出版の来た道 (岩波科学ライブラリー 307)』を読了しました。 学術出版の来た道 (岩波科学ライブラリー 307) 作者:有田 正規岩波書店Amazon 読了日20211117 入手日20211010 Amazonで購入した。 帯なし。 ソフトカバー。 学術雑誌を中心とした学術情報流通の歴史がわかりやすく書かれている。 この本を読むまで、エルゼビアやシュプリンガーの歴史を知らなかった。 注のなかで、参考文献がたくさんあげられている。英語のものが多い。 しかし商業出版社である以上、利益を追求するのは当たり前である。なぜ大学や研究所の図書館は高いと文句を言いながら学術誌を買い続けるのか。需要と供給のバランスはどうなっているのか。本書の目的は、この構造的な問題を歴史的な視点から解き明かすことにある(p.3) 自分がやらなくても他人がやってくれる研究なら、他人にやってもらえばよい