やはり予想を超えてこなかったGPT-4と、GPUの未来、ホビイストへの手紙 2023.03.16 Updated by Ryo Shimizu on March 16, 2023, 08:00 am JST 3月14日の早朝、GPT-4が公開され、筆者は早速試した。 その後、開けて3月15日の早朝、APIも部分的に解放され、筆者はそれも試した。 その上で、先週書いた記事の内容についての確信が深まった。 やはり、GPT-4は期待を超えてはこなかった。 GPT-4は、ChatGPT Plusに入会すると誰でもすぐに使うことができる。APIだけは招待制だが、それも筆者と同じくらいのタイミングでアンロックされた方も少なくないのではないか。 100倍規模のパラメータがあっても、アプローチには限界があるのである。 また、ChatGPTが注目を集めたことで、これまで下火になっていた他の大規模言語モデル(
英中銀、気候変動対策への支出を削減へ-コスト圧力の高まりで Ellen Milligan、Philip Aldrick イングランド銀行(英中央銀行)は気候変動対策への支出を削減し、その分の資金を中核的な業務に振り向ける計画だ。コスト圧力の高まりが理由だという。 英中銀の課題のうち気候変動対策の優先順位が下がれば、当局者は金融安定化や市場、デジタル通貨といった中核業務に集中できるようになると、事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。 英中銀の気候変動対策は現時点で、ESG(環境・社会・企業統治)情報開示ガイドラインの策定、保険会社の世界的な気温上昇によるリスクへの備え、銀行の気候変動リスクへの耐性を測るストレステスト(健全性審査)に重点を置いている。 今回の方針転換で、気候問題を重視した2013ー20年のカーニー前総裁の任期中と比べて状況が一変することになる。これは、インフレ抑制と金
世界的に内燃機関エンジン車の段階的廃止が目指されているなか、ドイツがそれに反対を表明。イタリアなどのEU諸国の一部も賛成しており、事態は長期戦の様相です。 欧州のEVシフト大きく見直しか? 欧州主導のはずだった“EVシフト”にブレーキがかかっています。欧州連合(EU)でのガソリン車などのエンジン車の新車販売禁止法案に反対の立場を取るドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニア、ハンガリー、チェコ、スロバキアの運輸相が現地時間の2023年3月13日、チェコのプラハに集まり、禁止法案の変更を提案すべく会議を開いたとロイター通信が伝えました。 拡大画像 ガソリンエンジンなど、内燃機関を乗せたクルマのイメージ(画像:写真AC)。 ドイツのフォルカー・ヴィッシング運輸相は、同法案に関して、「提案は早急に変更する必要がある」と述べています。今後、同法案に関しては、今回会議参加した国々で同盟を組み、内燃機関
先日、BIPROGYが2022年に起こした兵庫県尼崎市におけるUSBメモリー紛失事件に関する報告書を読み返していたところ、ある記述が目に留まった。興味深くあり、かつ目を疑うようなものだ。 USBメモリーを紛失したのは、BIPROGYが尼崎市の承認を得ず業務を再々委託していた協力会社の社員である。このような無承認の再委託が常態化していた背景として、協力会社の社員が「名刺交換の際には、『名刺を切らしている。』等とし、会話においても実際の社名を明らかにしないよう、暗黙の了解の下、実務が運用されていた」(報告書の原文ママ)というのだ。 古来より続くIT業界の「非常識」 挨拶の際の「名刺を切らしておりまして…」という口上は、システム開発の現場では半ば常識となっている「非常識」である。読者の皆さんには、どういう状況で使うものか思い当たる方も少なくないだろう。 これは多重下請け構造のIT業界に多く見られ
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