東京で見られるテレビは北海道では放送されないし、話題の舞台も東京でないと見ることができない。 【チーズを作る大泉洋さんはこちら】 「やっぱり東京か」 大泉洋、45歳。子どものころから、そんな感情を抱いていた。 大学時代は演劇研究会に所属。在学中に出演した地元・北海道のバラエティー番組「水曜どうでしょう」のヒットを皮切りに、ドラマでも役者として全国デビューを果たした。昨年だけで5本の映画に出演し、シリアスな役どころから頼りない中年オヤジまで演じ切る。バラエティー番組に「ゲスト」として出演しても、その枠を飛び越え、お笑い芸人さえも舌を巻くキレのいいコメントで笑いを取る。まさに、縦横無尽の活躍を続けている。 だが、どれだけ有名になっても、地元への思いは薄れることはない。北海道がテーマの作品に出演が決まると、「自然と気持ちが一枚乗っかる」と言う。 「地元だからと演技が変わるわけではないけれど、思い