VOICEは論壇誌の中で「漸進する保守」というキャラが立ってきた気がするが、それでもまだまだ 後退する保守も顔を出す。 西尾幹二の「愛国心なき経営者は職を去れ」を読めば、“後退”と言う意味がよくわかると思う。 書く気もしないが、トヨタは米国の罠にはまった、だいたいグローバル化、脱日本なんて言葉を使う 経団連の連中はけしからん、自社の利益より日本を第一に考えろ、と続く。 要するに、愛国心を忘れたからバチが当たった、ということらしい。 この人は企業の国際競争力が国力に直結しているということすら理解できていないのか。 僕は保守ってよく知らないんだけど、他の論者もこういうノリなんだろうか。 だとしたら左より救いようが無い。 まあ編集部も分かっているのか、ちゃんと「トヨタ メーカー目線の敗北」(片山修)という優れた論考も 載っているのでこちらをおすすめしたい。 ちなみに、そちらの分析では西尾論文とは