プロダクトのコンセプトはそのプロダクトにまつわる施策を決める重大な指針となります。今回は面白法人カヤックのスマートフォン向けゲームアプリ「ぼくらの甲子園!ポケット」の事例から、同社が掲げる「友情体験」がどのようにプロダクトのデザインに落とし込まれているかに迫ります。 インタビューイー 綿引啓太 氏(写真右):面白法人カヤック 企画部 プロデューサー 岩瀬茂樹 氏(写真左):面白法人カヤック 意匠部 デザイナー ・・・ ― 今回は「ぼくらの甲子園!ポケット」にまつわるUXデザインの話を伺いたいのですが、まずはゲームの簡単な紹介をお願いします。 綿引:「ぼくらの甲子園!ポケット」(以下、ぼくポケ)は2014年の9月にリリースした、名前の通り高校野球をテーマにしたソーシャルゲームです。 「ぼくポケ」は、チームを組んで甲子園での優勝を目指すという、いわゆるギルドバトル形式のゲームです。スポーツゲー