→紀伊國屋書店で購入 「反哲学者、ソフィスト」 ソフィストという呼び名は、軽蔑的に使われることが多い。ギリシアで誕生した頃からすでにそうだったようにもみえる。もともとは知者(ソフィステース)という褒め言葉であったはずなのに、ソクラテスとプラトンの頃からすでに、真なる知を求める哲学者(フィロソフォス)とは異なる〈ぬえ〉のような存在として非難されてきたからだ。 そのためか、ソフィストをめぐる本格的な研究書は少ない。日本でも例外的に田中美知太郎の『ソフィスト』がある程度にすぎなかった。その意味でもソフィストについての本格的な研究書である本書の登場は喜ばしいものだった。アリストファネスの喜劇にもみられるように、古代のアテナイにおいてソクラテスはそもそもソフィストとして糾弾され、ソフィストとして処刑されたのであり、フィロソフォスとソフィストの違いは、それほど自明なものではないのである。 本書ではフィ
.目次 !!横長に表示されてしまって読みにくいという方はブラウザのウィンドウの横幅を調整してください!! 序 ●前半部 哲学、心理学、脳科学における心理モデルの歴史 第一章 原始古代における魂 第二章 古代ギリシア哲学と認識論 第三章 アリストテレスによる魂の分析 第四章 デカルトと心身二元論 第五章 英国経験論と連合主義心理学 第六章 ブントと心理学の成立 第七章 フロイトと無意識の心理学 第八章 行動主義心理学とS−Rモデル 第九章 認知心理学とAI研究 第十章 ニューラルネットワークの基礎 ●後半部 最新のニューラルネットモデル 第十一章 RSA回路とパターン連合 第十二章 RSA回路集合網 第十三章 RSAモデルによる感覚系および運動系の構築 第十四章 RSA回路集合網の全体性質と意識システム 第十五章 快不快システムと意志、感情 最終章 哲
●ビジョナリーが夢見るのは数百年後の世界 数年先のPCや家電の規格とか、Webやケータイの新しいサービスとか。IT業界の大きなテーマが、本当はいかに小さいか、この人に会うとよくわかる。 “この人”とは、アラン・ケイ(Alan Kay)氏。メインフレーム主流の時代に、パーソナルでダイナミックなメディア「Dynabook(ダイナブック)」を構想し、先進的アイデアを詰め込んだワークステーション「Alto(アルト)」の開発でも中心的役割を担った伝説的人物。未来を予測する最良の方法は未来を発明することだとの名言を自ら実践してきた、最高のビジョナリーの一人だ。 だが、著名な学者やビジョナリーの中でも、ケイ氏はちょっと毛色が違うように思う。米国のビジョナリーには、起業したり企業の顧問になったり、あるいは自分の大学への企業の寄付集めに熱心だったりと、ビジネスと深い関わりを持つことで自分のアイデアの実現を図
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