→紀伊國屋ウェブストアで購入 「エリア・スタディーズ」シリーズも、2013年に126冊になった。とりあげる国や地域は、「現代」を冠したものもあり、その目的や読者対象がさまざまで一律ではない。本書は、日本で「ニュースになる機会は多くない」「ラオスを知るための60章」である。 編者一同は、つぎのような目的で本書を編んでいる。「今日の世界の大きな強い流れに身を置いていると、ゆったりと生きている小さな国の人々のことには、なかなか関心がいかない。しかし小さなことのなかにこそ大切なものがある。本書の以下のさまざまな話題から、ラオスにはそれがあふれていることを実感してもらえるのではないか」。「時間の流れがゆったりとしており、メコン河の向こうに沈む夕日をながめていると、この世の喧噪を忘れさせてくれる。ラオスには目に見えない豊かさがある。それこそがラオスに人々が魅了される所以であろう」。「ラオスは目立たない
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