英ニューキャッスル大学のMichael Reeks氏(機械・システム研究科教授)は東日本大震災による福島原発の炉心熔融(メルトダウン)の可能性について、「原子炉には多重の安全システムが組み込まれている。万が一、原子炉内の燃料が融けるようなことがあっても、放射性物質が環境中へ放出されることのないように原子炉は設計されている」と3月12日に米国原子力協会に向けて説明している。 Reeks氏は続けて「炉心熔融の事態が生じても、もともとこれほど規模の大きい自然災害を想定して設計されていないので、放射性物質を中に封じ込めておくだけでも“成功”だと言える。原子力発電業界は今回の事故から学習し、将来的により安全な発電所を再設計するだろう」との見方を示している。 福島原発については、英ポートスミス大学のJim Smith氏(地球環境科学研究科環境物理准教授)が3月15日の段階で「現時点で一番のリスクは、市
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