異議あり! 有給休暇 釣り針と言うより、あまりにもでかすぎて錨とでも言いたくなるが、しかし全くの善意で書かれていることは疑いない不思議な記事である。 なぜなら、「働かないのに給料がもらえる」ということと、それが「労働者の当然の権利」と言われていることに対して、率直に「ありえない」と思うからです。 善意が釣り記事に化ける最大の理由は、上の引用だけで全部言い表せる。この筆者は「期間契約」と「時給仕事」の区別が全く付いていない。 例えば年間52週完全週休2日有給計20日でいくら、という契約があったとすれば、それは年間260日の稼働日のうち、稼働率92.3%(=240/260)を維持しろ、というSLA付き契約ということである。ところがそれを「働かないのに給料がもらえる」と発想するなら、稼働率100%が前提なのである。 「稼働率100%なんて当たり前だろ」と思う人は、稼働率を保証することの難しさを全