ヘイズが世界33カ国のハイスキル労働市場おける人材の需給効率を評価・分析。日本は最も人材ミスマッチが深刻。急速な技術の進化にスキルが追い付いておらず、日本人は世界一「スキル不足」と評価。 日本は現在、深刻な人手不足の状態にある。人手不足の背景としてはオリンピック関連や団塊の世代の労働市場からの退出など絶対数について議論されることが多い。しかし、日本の深刻な人手不足にはもうひとつミスマッチによる人手不足の問題があり、この方がより深刻であると言える。 ミスマッチで最も深刻なのはIT関連の人材だ。欧米ではITエンジニアはマネジメントクラスであると聞く。現代では経営戦略はIT戦略と直結するためITの専門知識を持った者がマネジメントクラスを担当する必要がある。日本ではこの手の人材が圧倒的に不足している。 ITに限らず世界の人事は個人の専門的キャリアを重視する。もはや世界には就社という概念はなく、自分