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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (111)

  • 「放射能いじめ」に傷つく親子 福島に帰れない生活で高まる孤立感と無力感 | JBpress (ジェイビープレス)

    福島県からの帰路、群馬県P市に行くのは思いのほか不便だった。結局、東京まで戻って浅草から東武鉄道に乗った。通勤客のために乗り入れている地下鉄の終点を過ぎて、なお1時間近く北に走った。平野の向こうに、雪をかぶった山が見えてきた。群馬県のシンボル、赤城山だった。 「私の車、すぐに分かりますよ」 木下礼子さん(40)は電話で言った。 「福島ナンバーは私だけですから」 終着駅の駅前はがらんとしていた。冷たい北風が吹き抜けている。真新しい駅ビルが不釣合いだった。黒い軽ワゴン車の横で茶髪のロン毛ママが手を振っていた。木下さんだった。 「車、ボコボコでしょ?」 木下さんは運転しながら笑った。そうですか、と私は曖昧に答えた。南相馬市でも毎日車だったんでしょう? だったら・・・そう問うたが、木下さんは答えなかった。 事情はすぐ分かった。ずっと南相馬で生まれ育った木下さんは、避難してきたP市の地理に不慣れなの

    「放射能いじめ」に傷つく親子 福島に帰れない生活で高まる孤立感と無力感 | JBpress (ジェイビープレス)
  • フェイスブックのユーザー数、実際はもっと少ない? 8億4500万人すべてが“活発”ではないという事実 | JBpress (ジェイビープレス)

    フェイスブックが目論見書で明らかにした、“アクティブユーザー”の数は8億4500万人だった。これは1年前から39%増えており、その圧倒的な数と急成長ぶりに皆が驚いた。 ところが、目論見書にあるこのアクティブユーザーの定義には、「過去30日以内にフェイスブックサイトを訪れた人」に加え、「提携する他社サイトを介してフェイスブックの友人と交流したり、コンテンツを共有したりした人」とある。 つまり1カ月以内に同社サイトを訪れていなくてもアクティブユーザーに含まれ、その合計が8億4500万人になったと同社は報告していたのだ。 これはどういうことかと言うと、例えばフェイスブックには、ほかの人のコンテンツに賛同の気持ちを表す「いいね!(Like)」や、情報共有のための「シェア」といった機能がある。 この機能を備えるボタンは様々なウエブサイトに設置されているが、そうしたサイトでボタンを1度でも押せば、たと

    フェイスブックのユーザー数、実際はもっと少ない? 8億4500万人すべてが“活発”ではないという事実 | JBpress (ジェイビープレス)
  • こんな「絆」はいらない 福島に漂う「逃げる」ことを許されない空気 | JBpress (ジェイビープレス)

    2011年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、川内村は「緊急時避難準備区域」に指定され、村民のほとんどは福島県内外に逃れた。その村民の帰村を促すのが宣言の目的であり、4月1日には村役場のほか、保育園や小学校、中学校、そして診療所も再開させるという。 遠藤村長の帰村宣言には、村人も複雑な心境を隠せない。放射能被害への懸念が消えたわけではないため、宣言直後のマスコミ取材に対し「帰村しない」と答える小さい子どもを抱える親たちの姿が印象的だった。 村民の不安が消えていないことを遠藤村長も自覚してか、宣言するにあたっては、「帰村しない人の意思も尊重する」とも述べている。ただし、「除染しながら2年後、3年後に村民がわが家に戻れるようにしたい」とも続けて語っている。帰村を大前提にしていることは明らかだ。 「一時的でも避難すれば戻ってこられなくなる」 この帰村宣言は、村民にとって帰村と

    こんな「絆」はいらない 福島に漂う「逃げる」ことを許されない空気 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 格付け機関を格下げしろ

    格付け機関を責めるなという発言を何度も耳にする。それに対する筆者の最初の反応は、「なぜ責めてはいけないのか」というものだ。そして、然るべき熟慮の末の反応は「一体全体なぜダメなのか」というものだ。 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がユーロ圏の多くの政府を格下げし、フランスから大切なトリプルA格付けを奪ったことで、格付け機関が再びニュースの見出しを飾るようになった。 ニュースになろうとするS&Pの熱意には、どこか不穏なところがある。皮肉屋なら、これは通俗的なマーケティングツールだとするS&Pの言い分の芝居気を感じ取るかもしれない。S&Pと比べると、ムーディーズとフィッチはずっとおとなしい感じがする。 S&Pに今さらそんなこと言われても・・・ しかし今回、S&Pには、世間に授けるべき知恵があった。同社の大勢のエコノミスト、アナリスト、金融専門家は、驚くべき見識を提供した。緊縮財政だけでは

  • 東大卒に率いられてしまった日本の不幸 防大卒よ井の中から飛び出て日本再建の先兵となれ | JBpress (ジェイビープレス)

    各種の調査を見れば、日が好かれる国であることは確かである。国民は外国人に対して親切であるし、犯罪も少ない。歴史もあり、アジア諸国で消失した文化遺産も保護されている。 科学技術が進んでおり、自然環境の保全もよく山紫水明である。また、有償無償を問わず条件の緩やかなODA(政府開発援助)をはじめとする支援は歓迎されている。 しかし、国連の常任理事国入りをはじめ、国際機関やその部局の長などの選挙では負けることが多い。言うなれば、外交力が必要な局面においては、日は多くの場合後塵を拝する結果に終わっている。 日が然るべき力を獲得するためには、国際社会の力学的な構造を知らなければならない。すなわち、武力を行使することは控えるとしても、国家においては軍事力という背景が不可欠であるということである。 米陸軍の高級幹部コースにいた時、クラスメートから耳にタコができるほどTAXという言葉を聞いたし、その中

    東大卒に率いられてしまった日本の不幸 防大卒よ井の中から飛び出て日本再建の先兵となれ | JBpress (ジェイビープレス)
  • グルジア出身の映画監督オタル・イオセリアニ その自伝的映画『汽車はふたたび故郷へ』が描き出す世界 | JBpress (ジェイビープレス)

    グルジア出身の映画監督オタル・イオセリアニは、1979年にソ連から西側に出て以来、フランスのパリを拠点に映画作りを続けている。 最新作の『汽車はふたたび故郷へ』(2月18日(土)より岩波ホールほか全国順次公開)は、自伝的要素を材料としつつ、ソ連とフランスとの体制の違いを超えて存在する映画製作の不自由をめぐる寓話である。 映画製作の不自由さを描いた自伝的作品

    グルジア出身の映画監督オタル・イオセリアニ その自伝的映画『汽車はふたたび故郷へ』が描き出す世界 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 米国とギリシャと燃え上がる世界

    (2012年1月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 米国が戦後に世界のリーダーの役目を担わざるを得なくなったのは、ギリシャが1947年に経済危機に陥ったためだった。それから60年以上経って起きた今回のギリシャ危機は、米国がリーダーシップを発揮しない世界がどのようなものであるかを示している。 1947年2月、戦争のために財政が破綻し、厳しい冬にも見舞われていた英国政府は米国に対し、経済崩壊と内戦勃発の瀬戸際に追い込まれているギリシャを支援する余力はもうないと告げた。当時の英国の外交公電は、「(英国から)世界のリーダーシップのたいまつをもぎ取るなら一刻の猶予も許されない」という米国政府の考えを伝えていた。 マーシャルプランを打ち出せたかつての米国 トルーマン大統領は連邦議会に出向き、ギリシャ支援に4億ドルを拠出するよう要請した。大統領はさらに、米国は「征服の試みに抵抗している自由な諸国民

  • 米国から逃げ出し始めた中国人 ニューヨークのチャイナタウンが消滅の危機に | JBpress (ジェイビープレス)

    思わず「そんなことはないだろう」と呟いてしまった。それほど意外な内容である。しかし、いつも冷徹に事実を追求する米国人記者なので、思いつきで記しているわけではなさそうだった。 2010年の国勢調査によると、確かにニューヨークのチャイナタウンの人口は9%も減少していた。これまで増加し続けてきた米国内の中国人の人口がようやくピークに達したとの見方もある。 少し調べると、ニューヨークだけの現象ではなかった。サンフランシスコでも中国人の人口は少しずつ減っていた。 米国には今でも160万を超す中国人(中国アメリカも含む)が住んでいる。言うまでもなく、移民の国としての米国はいまでも多くの移民を受け入れている。しかも中国は過去10年ほど、急激な経済成長を背景に、米国へも多くの人を送り込んでいるかに思える。 留学生も増えている。統計を見ると、2010年9月からの1年間で、米国に最も留学生を送り込んでいるの

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  • 伝説の日系人野球チーム『朝日軍』 連邦政府が記念碑を設置 | JBpress (ジェイビープレス)

    1914年から1941年までの27年間、フェアプレイと独自の野球スタイルで多くのファンの心をつかみ、人種差別に苦しんだ日系社会に勇気と誇りを与えた日系人野球チーム『朝日軍』。 1941年12月、朝日軍がパシフィック・ノースウエスト・リーグで5連覇を遂げたその直後に第2次世界大戦が始まると、選手たちは戦時捕虜収容所や強制疎開地などに送られ、朝日軍は事実上その歴史を閉じた。 連邦政府及び史跡・記念碑実行委員会では、彼らがスポーツを通して示した誠実さ、社会的貢献を文化資源として残すため、このたび記念碑を完成した。 最後の試合から70年めにあたる今年、ホームグラウンドがあったオッペンハイマー公園内に、朝日軍の証しが刻まれたわけである。 記念碑除幕式 今にも雨が降りそうな9月18日の朝、オッペンハイマー公園には多くの人が集まり始めていた。記念碑の除幕式については、『バンクーバー・サン』紙やコミュニテ

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  • 留学生に太刀打ちできない日本の大学生 グローバル化に対応できる人材は育つのか | JBpress (ジェイビープレス)

    内向き傾向と言われる最近の日人だが、グローバル化に対応した人材をどう育てていくのか。エコノミスト・カンファレンス『ジャパン・サミット2011』リポート3回目は、「グローバリゼーション:日におけるヒューマン・キャピタル戦略」をテーマとしたセッションをお届けする。 パネリストは、テムザック代表取締役の高陽一氏、モンベル代表の辰野勇氏、臨床教育研究所「虹」所長で法政大学教授の尾木直樹氏、政策研究大学院大学教授の黒川清氏、司会はエコノミスト誌東京支局長のヘンリー・トリックス氏。 いまだに「画一的」な人材を求める日の労働環境 司会 このパネルディスカッションのために、私たちは日国内の多国籍企業を対象とした、日人従業員への「満足度調査」を行いました。 まずは調査を実施したEIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)のデビッド・ラインから調査結果の報告を、次いで国内の外資系企業の代表と

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  • 『闘戦経』に見出す日本人の「戦い」の精神 「今」を犠牲にしてまでも大切なものを守り抜く | JBpress (ジェイビープレス)

    JBpressのこの国防欄では防衛省・自衛隊OBの方々などが名を連ねており、その中で私のような者が偉そうに国防論を語るのは僭越至極である。そのため、なるべく私自身の経験をもとにしたリポートとしての執筆を心がけてきた。 伝えたいことは次々に出てくるのだが、ここで、あえて少し立ち止まってみようと思い至った。 「今」を犠牲にして戦ってきた日人 いくら日が大変だ、危機が迫っていると書いても、「なぜ、今それが問題なのか」が理解されなければ、この情報発信は全くの徒労である。わが国のお粗末な内情を明らかにするという意味では利敵行為とも言え、かえって国益を損ねかねない。 いや、そんなことを言ったら始まらない、一部の読者が共感してくれていればいいではないか、という言葉には慰められ励まされてもいるが、それでもなお漠然とした不安は拭えない。 それは、かく言う私自身が、国防を強化させることは「国民の安全・安心

    『闘戦経』に見出す日本人の「戦い」の精神 「今」を犠牲にしてまでも大切なものを守り抜く | JBpress (ジェイビープレス)
  • 乱立する心臓外科手術病院 7割は危ない病院 | JBpress (ジェイビープレス)

    MRIC by 医療ガバナンス学会 高齢社会の宿痾とでもいうべき心臓疾患で外科手術を余儀なくされる患者は、日では年間ざっと6万人にのぼる。これらの患者の手術を請け負う病院・施設は、2004年当時、813施設だった(厚生労働省統計)が、その後6年間で100施設以上が新たに開業。 2010年現在、942が心臓血管手術の看板を掲げて乱立している(同省統計)。単純に計算をすると、病院施設1カ所当たりの手術数は年間63件ということになる。 じつは乱立する病院に手を焼いた国は2002年、「冠動脈バイパス手術+人工心肺を使用する手術」が年間100例に満たない施設では、手術料を30%減額するという施設基準を設定したが、そんな締め付けもなんのその、心臓手術の看板を掲げた病院がつぎつぎと新たに開業し続けている。 手術料を3割カットされても心臓手術病院が増え続けるのはなぜか。 考えられる原因は、施設が貧弱であ

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  • メディアの大騒ぎが作り出す原発の「危険神話」 過剰報道が風評被害と2次災害を拡大する | JBpress (ジェイビープレス)

    ちょっと宣伝めいて恐縮だが、今年から私の経営するアゴラ研究所ではGEPR(グローバル・エネルギー・ポリシー・リサーチ)というウェブサイトでエネルギー問題についての世界の研究を紹介することになった。 その第1号の論文でオックスフォード大学のウェイド・アリソン名誉教授は次のように書いている。 福島の原子力事故から8カ月の間、原子力問題に関する報道が数多く出ている。しかし放射線による死者は出ていない。これは大変興味深いことだ。通常は、これほどメディアの注目を集め続けるような大事故であれば、何十、何百どころか何千人もの死者が出ているものだ。[中略] 私たちは何か間違いを犯したのだろうか。 科学より主婦の実感を信じる朝日新聞 たぶん誰かが勘違いしているのだろう。放射能による死者は1人も出ていないのに、その報道は2万人近い死者・行方不明を出した東日大震災に劣らず大きい。 特に過激な報道を続けているの

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  • ニューヨークで、俳句が道路標識に欧州で人気の暗闇レストランも来年1月開店 | JBpress (ジェイビープレス)

    ニューヨーク市交通局が日古来の俳句を用いた交通安全キャンペーンを11月29日から実施している。俳句イラストによるサインは市内5区12か所の交差点付近など人目に付きやすい場所に貼られている。 「Please stop on the red Or you might just end up dead And then go on green(赤信号では止まって 死を避けたいなら 青信号で渡ろう)」 「Sending you a text Directions to my next crash Would you like to come?(運転中の携帯メール送信先は 交通事故にもなりうる それでもいいのか?)」 など、俳人や一般人による作品は125句におよぶ。英語俳句は、日特有の5・7・5のリズムにのった定型詩とは異なり、短文を三行に分けた句が多い。 実施の背景には、近年の事故原因が運転

    ニューヨークで、俳句が道路標識に欧州で人気の暗闇レストランも来年1月開店 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 金正日の死、大混乱必至の朝鮮半島情勢に備えよ 後継者問題は振り出しに、中国次第では第2次朝鮮戦争も | JBpress (ジェイビープレス)

    北京発の共同通信記事によれば、朝鮮中央通信は19日、北朝鮮の最高指導者で国防委員会委員長の金正日総書記=朝鮮人民軍最高司令官=が17日、現地指導に向かう列車の中で死去したと報じた、とのこと。急性心筋梗塞を起こしたとしている。(敬称略) 北朝鮮は独自の社会主義体制の支柱を失い、準備期間が不十分な中、後継者の三男、金正恩を中心とした統治体制確立の帰趨や核・ミサイル問題の行方が焦点となろう。 金正日の死去を受け、外国為替市場で韓国の通貨ウォンが急落したほか、韓国は直ちに緊急警戒態勢を宣言した。 事態のインパクトの大きさを物語るものだ。日など周辺国を含めた東アジア情勢が重大な岐路に立たされるのは必至だろう。 朝鮮半島の地政学 朝鮮半島の歴史においては、このように、強大な大陸国家と海洋国家が半島内の相対立する2つの勢力と結びついて、「角逐」する現象が見られた。朝鮮半島において、このように2つの勢力

    金正日の死、大混乱必至の朝鮮半島情勢に備えよ 後継者問題は振り出しに、中国次第では第2次朝鮮戦争も | JBpress (ジェイビープレス)
  • 郷に入っても郷に従わない中国人 広州のアフリカ村と池袋北口は何が違うのか | JBpress (ジェイビープレス)

    サンシャイン60という当時日一高いビルのある池袋東口へ自転車で抜けるには、薄暗い北口からウイロードというトンネルを通るしかなかった。 幼少期から「薄暗い場所」という印象があったその池袋北口だが、現在は出口を出る前から中国人の話す中国語ばかりが飛び交う。 出口を出て見回せば中国人向けの書店・スーパー・託児所・堂・パソコンショップ・マッサージ店・美容院など中国人向けサービスの店舗ばかり。 「池袋チャイナタウン」を目指すという話もあるが、日人はおろか中国人観光客も不在。 池袋は中国で売られている東京のガイドブックには必ずと言っていいほど紹介され、また中国人観光客の多くは池袋南口のホテルメトロポリタンで泊まるものの、どの東京のガイドブックを見ても池袋北口が池袋チャイナタウンだという紹介はない。 群れる中国人は異文化に溶け込みたがらない

    郷に入っても郷に従わない中国人 広州のアフリカ村と池袋北口は何が違うのか | JBpress (ジェイビープレス)
  • 大航海時代が生み出した日本と英国の代表料理 揚げたてをいただく、天ぷらとフィッシュ&チップス | JBpress (ジェイビープレス)

    いえ、何も高級材とかでなくていいんです。ドイツもバイエルンなど多彩な肉料理がありますし、スイスの山の中は「アルプスのもんじゃ焼き」チーズフォンデュなんてものもある。 西に行けばスペイン、ポルトガル、東に行けばハンガリーなど東欧諸国と、イスラム圏の影響を感じさせる、地域の味が存在しているわけですが・・・しかし英国というのは当にべ物の名物が少ない気がする。 そんな中でよく言及されるのが、この「フィッシュ&チップス」、労働者階級の立ちいファストフードとして世界最古の部類に属する、「マクドナルドの祖先」みたいなものかもしれません。 そういう印象を強く持っていたのですが、やはり現地でべるとちょっと違うところがある。少し印象を新たにしました。 ヨークでべたフィッシュ&チップス 以前、仕事で英国に渡ったとき、用向きのシェフィールドから週末ちょっと足を伸ばして古都ヨークまで行ってみたことがあり

    大航海時代が生み出した日本と英国の代表料理 揚げたてをいただく、天ぷらとフィッシュ&チップス | JBpress (ジェイビープレス)
  • 天皇に献上する発明品だった「味付海苔」 日本の風味、海苔の秘密(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    現代人にとって海苔は、おにぎりやふりかけなどの材として身近な存在。一方で、海苔には古くから「希少価値のある贈りもの」としての役割もあった。 今の時代も、海苔は師走の時期の贈りもの「お歳暮」の根強い定番商品だ。歴史をさかのぼると、上位の者に献上する品として常に名を連ねてきたのが海苔だった。 日人と海苔の関わり合いの歴史を、前篇では「物を贈る」という観点から眺めてみることにしたい。後篇では、日人が親しんできた海苔の、美味しさの理由について迫ってみることにしよう。 日人は、贈りものにべものを選ぶことがとりわけ多いと言われる。 民俗学者の柳田國男は『物と心臓』という作のなかで、その理由を分析した。いわく、料の贈りものとはそもそも神への供物なのであって、神と人びとが共にべることに贈りものの意義があるという。 神に捧げるものが来の贈りものであれば、当然ながら贈りものは高価なものになる

    天皇に献上する発明品だった「味付海苔」 日本の風味、海苔の秘密(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 両親と同居なんて想定外、米国で急増する「サンドイッチ世代」の誤算 | JBpress (ジェイビープレス)

    ネーミング好きの米国人は、親と同居し、同時に子育てもしている中年夫婦を指して「サンドイッチ世代」と呼んでいる。親と子供に挟まれたサンドイッチ状態で、3世帯同居をしているということである。 ここから派生して、「クラブハウスサンドイッチ型」は、祖父母+両親+夫婦+子供(または、両親+夫婦+子供+孫)の4世帯同居を指し、「オープンサンドイッチ型」は、夫婦、または1人で両親と同居していることを指すという。 ここまでくるといい加減にしろと言いたくなるが、サンドイッチ世代という言葉は辞書に載っているだけでなく、毎年全国的な「サンドイッチ世代月間」まで設定されている。 以前からあったこの言葉が、最近頻繁にメディアに再登場するようになっている。これまでは珍しかった親との同居が、全米で急増しているためだ。 例えば、オバマ大統領。彼は、ホワイトハウスで義理の母親と一緒に住んでいる。いわば、サンドイッチ世代の象

    両親と同居なんて想定外、米国で急増する「サンドイッチ世代」の誤算 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 被災地の人たちが「愉快」だっていいじゃないか 笑いたいし、誰かにご馳走したいのが人間という生き物 | JBpress (ジェイビープレス)

    糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(以下「ほぼ日」)は、1日のページビューが150万以上あるという。これはもう間違いなく「大メディア」である。 だが、「ほぼ日」はどうも大メディアらしくない。 それは、大手新聞やテレビなどの大メディアとは、まったく次元の異なる切り口で世の中の出来事を伝えているからだ。 まず、視点が違う。一般的な大メディアが、大きな目のザルで日々のニュースをすくい上げているとすれば、「ほぼ日」はザルの目に引っかからないような、見過ごされがちな出来事や人物を拾い上げる。そして、実はそこにとても大切なものや、大きな価値が潜んでいることに気付かせてくれる。 さらに、「ほぼ日」は思考の深さが違う。大メディアにありがちなステレオタイプによる決め付けや思い込みがない。「ほぼ日」は、糸井さんの言葉を借りれば、取り上げる対象の質についてそれこそ頭から血が出るくらいまで

    被災地の人たちが「愉快」だっていいじゃないか 笑いたいし、誰かにご馳走したいのが人間という生き物 | JBpress (ジェイビープレス)
    Kundukeni
    Kundukeni 2011/12/13
    "フォームじゃなくて姿勢" "「外れてるもの」だからこそ何かを起こせる可能性がある"