片栗粉とは、ユリ科の「カタクリ」という花の地下茎に含まれるでんぷんを生成してつくられた粉だったのですが、自生するカタクリの減少に伴い、現在は収穫量の多い「馬鈴薯(じゃがいも)」のでんぷんが利用されるようになりました。 明治時代くらいに原材料が切り替わったのですが、同じような使い方ができることから名称がそのまま残ったのだとか。 ちなみに、片栗粉100gあたりの主な成分は、 ・タンパク質 0.1g ・脂質 0.1g ・炭水化物 68.1g となっていて、炭水化物の内訳はでんぷんが100%占めています。 <日本食品標準成分表2020年版(八訂)参照、じゃがいもでん粉として収録> でんぷんは、水を加えて加熱することで糊(のり)状になる性質を持ち、食材ごとに含まれるでんぷん成分の割合や粒の大きさなどによって、吸水性・膨潤性・粘性・透明性・安定性といった性質に違いがあります。 片栗粉を使わずに、じゃが
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