走行しながら線路設備を検査し、“新幹線のお医者さん”とも呼ばれる923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」。運転が10日に1回程度と少なく、なかなか見られないことから「会えると幸せになれる」ともされるレアキャラです。姿を拝むだけでも簡単ではないその車両、いったい内部はどうなっているのでしょうか。 ドクターイエローの車内写真 その車内へ入ると、モニターに線路が映し出されていました。 これは「前方監視装置」の映像。車両の正面、ライトの下にカメラが設置されており、線路の状態をチェックするのに利用しているそうです。カメラの向きなども操作できるとのこと。「ドクターイエロー」は人気が高く、先頭部分で記念撮影する子どもたちをよく見かけます。そうした微笑ましい光景もカメラで車内へ送られ、乗っている検測員さんたちは密かに喜んでいるかもしれません。