人間の肥満は生活習慣の悪化など、自業自得の面もある。しかし、実験室のマウスなど、動物たちの間でも肥満が増えているのはどういうことだろうか? いくつかの仮説を紹介する。 Fat Rat photo from Shutterstock ここ30年で、体重の問題を抱える人の割合は、世界人口の約3分の1まで増加した。健康に対する肥満が与える影響は、すでに栄養不良からなるそれを上回っている。 この病の蔓延を説明するために、ウイルスや抗生物質の過剰摂取、あるいは遺伝子にその罪が着せられてきた。しかし結局のところ、われわれは「自分のせいだ」とわかっている--われわれは、食べ過ぎているのだ。肥満は、怠惰で食い意地のはった生活習慣、あるいは社会そのもののありようの明白な結果だと自覚している。
![人間だけじゃない! 動物たちに蔓延する「肥満」のナゾを解く研究結果(1/4ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/634802f7889e02a2d843eacfa72257c97cd24058/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Frgg1QRhH0xwJOlR8SvxpfQtsG9E%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2F2CSAZO3AZVNNBEVAYQIEMYV7YI.jpg)