地元の八王子市で都議補選の自民候補が敗れ、陳謝する萩生田光一・前政調会長(右)=東京都八王子市で7日深夜、野倉恵撮影 東京都知事選に合わせて実施された都議補選は7日、9選挙区で投開票され、8選挙区で候補を擁立した自民党の獲得議席は2にとどまり、6選挙区で敗退した。「4勝以上」としていた勝敗ラインを下回る惨敗となった。派閥の政治資金パーティー裏金事件などによって自民への逆風が続いていることが鮮明になった形で、岸田文雄首相の政権運営にとっても痛手となりそうだ。 補選は議員の辞職や死去に伴うもので、江東区▽品川区▽中野区▽北区▽板橋区▽足立区▽八王子市▽府中市▽南多摩――の9選挙区で、いずれも欠員の出た1議席を巡って争われた。 会派別の獲得議席は、地域政党「都民ファーストの会」3▽自民党2▽立憲民主党1▽諸派1▽無所属2。都議会の会派構成は多い順に自民30、都民フ28となり、自民は第1党の座は守