大手電機メーカーのパナソニックは、アメリカの電気自動車メーカー、テスラからの要請を受けて、新型の電池の開発に着手したことを明らかにしました。 これは、パナソニックの梅田博和CFO=最高財務責任者が、29日の決算会見で明らかにしたものです。 この中で梅田CFOは、新型の電池の開発に着手したと述べたうえで「テスラからの強い要請があり、私どもの目指す姿も一致するので、開発をしっかりやるということで臨んでいる」と述べました。 パナソニックにとってテスラは、アメリカ ネバダ州で「ギガファクトリー」と呼ばれる大規模な電池工場を共同で運営するなど、車載電池の最大の供給先となっています。 テスラは、中国をはじめとして電気自動車の販売を拡大し、今後も世界的に環境規制が強化される中、成長が見込まれているだけに、新型電池でも生産を担うことができるかが、パナソニックの業績を大きく左右することになりそうです。