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  • 年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究

    窓に鳥が衝突した跡。2019年のロンドンで撮影。(PHOTOGRAPH BY CG7 IMAGES / ALAMY) このほど学術誌「Wilson Journal of Ornithology」に発表された論文によると、少なめに見積もっても、毎年12億8000万〜34億6000万羽の鳥がガラスに衝突して命を落としている可能性があるという。この数字は、2014年に発表された以前の推定値より350%も多い。それでもこれは米国のみの数字であり、世界でははるかに多くの鳥たちが死んでいるはずだ。 「忌々しいことに、世界はガラス窓だらけです」と、米ミューレンバーグ・カレッジの鳥類学者で、2024年4月8日付けの論文の筆頭著者であるダニエル・クレム氏は言う。 鳥が窓ガラスに激突したときの衝撃はかなりのものだ。ガラスは振動し、鳥は骨折し、脳出血を起こすこともある。 とはいえ、衝突で即死する鳥はごく一部で、

    年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究
    LethalDose
    LethalDose 2024/06/10
    町中にたくさんいるヒヨドリとかすずめとかセキレイがぶつかっているのはあまり見たことがない。種差があるのかな、と思ったけど、各種1匹ずつしか見ていないし、ただ単に僕が遭遇する数が少ないだけか。
  • 「ゆっくり仕事」のススメ ベストセラー作家の大学教授が力説

    ある秋の日、200人の女性たちが米フィラデルフィアのベンジャミン・フランクリン橋に集まり、ウォーキングを行った。「フィリー・ガールズ・フー・ウォーク」という名称のこのグループは、心身の健康増進を目的に、毎週約5キロメートルのウォーキングを実施している。女性と若年成人は、仕事に関連する燃え尽き症候群のリスクが世界的に最も高く、運動はそれを軽減する方法のひとつだ。(PHOTOGRAPH BY BRIAN FINKE) 会議、電話、通知、マルチタスク――現代の職場は、リラックスして仕事ができる環境にあるとは言い難い。事実、最近の米国の調査では、米国人の84%が「自身が抱えるメンタルヘルスの問題の少なくともひとつは雇用主に関するものである」と答えている。 燃え尽き症候群やストレスに悩まされる人の数が驚異的に増えつつあるなか、米ジョージタウン大学の教授でベストセラー作家のカル・ニューポート氏は「スピ

    「ゆっくり仕事」のススメ ベストセラー作家の大学教授が力説
    LethalDose
    LethalDose 2024/06/03
    “人間の脳を少しでも理解している人は、複数の仕事を同時にこなすとろくなことにならないと知っています。”
  • 最大の魚ジンベエザメが人知れず消えていっている恐れ、最新研究

    アフリカのジブチ沖で、漁に使うライトに、プランクトンと若いジンベエザメが引き寄せられる。(PHOTOGRAPH BY TOM PESCHAK, NATIONAL GEOGRAPHIC IMAGE COLLECTION) 希少なクジラ類と船との衝突事故については以前から世界的に問題になっていた。しかし、世界最大の魚類であるジンベエザメも同じように命を落とすケースが多そうなことは、最近までわかっていなかった。2024年5月1日付けで学術誌「Science of the Total Environment」に発表された80人の研究者による合同研究の論文では、海運がジンベエザメにもたらす脅威について定量的な評価が行われた。(参考記事:「【動画】魚群を狩るジンベエザメの撮影に成功、超貴重な映像」) ジンベエザメは体長10メートルになることも多い。インド洋、太平洋、大西洋など、世界中の熱帯から亜熱帯の

    最大の魚ジンベエザメが人知れず消えていっている恐れ、最新研究
    LethalDose
    LethalDose 2024/05/28
    “世界各地のほとんどのコンステレーションを地図にすることができました。”コンステレーションという単語を知らなかった。大きな生き物は絶滅していくだろうな。何とか保護できたらいいと思うけど、かなり難しそう
  • 「やせ薬」の思わぬ効果が続々、心臓や腎臓、不妊や依存症にも

    2型糖尿病の治療薬であるオゼンピック(セマグルチドの商品名のひとつ)を使用する患者たちには、炎症の改善など、さまざまな健康効果が見られている。(PHOTOGRAPH BY RICARDO RUBIO, EUROPA PRESS/GETTY IMAGES) 米ヒューストン郊外在住のケーシー・アーノルドさんは、2023年の冬に55歳で完全にたばこをやめるまで40年間にわたって喫煙を続け、多い時は1日に2箱吸っていた。そんな彼女の禁煙を助けてくれたのは、「GLP-1受容体作動薬」という新しいタイプの減量薬だった。 GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の生成と放出を促し、消化のスピードを遅くし、欲を抑える働きをもつホルモンだ。元は糖尿病の治療薬として開発されたエキセナチド、チルゼパチド、セマグルチドといったGLP-1受容体作動薬は、このGLP-1をまねて

    「やせ薬」の思わぬ効果が続々、心臓や腎臓、不妊や依存症にも
    LethalDose
    LethalDose 2024/05/09
    対象への執着が減るとの話は聞く。不正使用も含めると量が尋常ではないといろんな効果が見えるのね。いけそうなものは治験をする価値があると企業が判断するだろうし、今後の様子を追おう。
  • 【動画】魚がぐるぐる回り続けて死ぬ奇病が拡大、原因不明

    2023年11月6日、ロウアー・キーズのリトル・トーチ・キー島の海で回転するピンフィッシュ。次のページにはイタヤラの幼魚の動画も。(VIDEO BY GREGG FURSTENWERTH) 2023年11月の真夜中、米フロリダ・キーズ諸島でダイビングをしていたグレッグ・ファーステンワース氏は、水中ライトの光が当たった魚を見て驚いた。ピンフィッシュというタイ科の小魚が、苦しそうにひっくり返り、ぐるぐると回転しながら海草藻場を泳いでいたのだ。困惑した氏は、水中カメラで魚の様子を撮影した。 友人や他のダイバーから回転する魚について同じような話を聞くことが増えたファーステンワース氏は、自分のボートから、あるいは夜間に波止場を歩きながら、回転する魚たちの姿を記録しはじめた。 当初、回転する魚の目撃情報はフロリダ半島の先に延びるフロリダ・キーズ諸島のうち、ロウアー・キーズと呼ばれる南部の島々の約50k

    【動画】魚がぐるぐる回り続けて死ぬ奇病が拡大、原因不明
    LethalDose
    LethalDose 2024/03/24
    症状が出たらほかの魚に捕食される可能性が高そうだから、見かけた数よりも多く存在するのでは。海水が汚染されているとしたらもっと大型のいきものにも影響がありそう。海水ではないように思う。
  • アメリカワシミミズク

    アメリカワシミミズクの子ども。 (PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 早わかり 分類: 鳥類 性: 肉 寿命: 野生: 5 ~ 15 年 体長: 胴体 46 ~ 63 センチ; 翼長 1 ~ 1.5 メートル 体重: 1 ~ 2.5 キログラム アメリカワシミミズクのオスはメスより小さいにもかかわらず、メスよりも低い声で鳴く。 成人男性(180cm)との比較 プロフィール アメリカワシミミズクは、アメリカで最も一般的なフクロウ科の鳥類だ。頭部にある耳のような羽毛が特徴的なため見分けやすい。この羽角(うかく)と呼ばれる部分は、まるでツノやネコの耳のように見える。 アメリカワシミミズクは順応性のある鳥で、北極から南アメリカまで広く分布している。森林や農地だけでなく、都市郊外にも生息している。北部に生息している

    アメリカワシミミズク
    LethalDose
    LethalDose 2024/03/21
    “スカンクを捕食対象とする生物はアメリカワシミミズクだけだと言われている。”そうなんだ。おいしくないのかな。そういえばスカンクを食べた人の話って見聞きしたことがないかも。
  • ナショジオの写真家が教えるクローズアップを撮るコツ 写真5点

    私(写真家でナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)であるアナンド・ヴァルマ氏)が小さなものを写真に撮ることが好きなわけは、子どものころ、裏庭を探検していたためだと思う。米ジョージア州アトランタにある実家の裏庭で、丸太の上を走ったり、小川の石を拾ったりして、私は探索と発見に夢中だった。 ゾウやサメのようなものはクールだと思ったが、小さなもの、つまり虫やサンショウウオはもっと身近で、自分で見つけることができた。 高校生のとき、父のカメラを借りた。マクロレンズが付いたカメラだ。ガーターヘビの写真を撮ると、うろこを細部まで見ることができた。写真そのものよりも、それを見た友人の反応をよく覚えている。友人は興奮していた。私はこのとき初めて、写真と発見の興奮を共有するとはどういうことなのかを知った。 マクロ撮影は、目に見える範囲を超えて細部を拡大できるため、常に驚くべき結果をもたらす。

    ナショジオの写真家が教えるクローズアップを撮るコツ 写真5点
    LethalDose
    LethalDose 2024/03/17
    “見る人を驚かせることを常に考えるべきだ。”マクロ撮影は楽しいけど、このアドバイスはちょっと違うかな。他人と興味を持つところが違うのか、何のためにとったのと聞かれるときもある。
  • コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究

    新型コロナウイルスの感染は昨年11月下旬から年が明けても増える傾向が続き、流行の「第10波」の兆しも見せている。理化学研究所(理研)と京都大学の共同研究グループは昨年末、症状が収まった後もウイルスが心臓に残存すると心不全のリスクが高まる可能性があると発表した。同5月に感染症法上の位置付けが5類に移行し、人々は「コロナとの共生」の日常に戻っているが、流行ウイルスの性質が大きく変わったわけではなく、油断はできない。厚生労働省は今冬期の流行拡大に注意を呼びかけている。 国内初感染確認から4年でまた増加傾向 新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから1月15日で4年が経過した。5類移行後は感染実態の把握方法は全数把握から全国約5000の定点医療機関による定点把握に変更された。厚労省によると、定点把握の感染者数は移行後も増え続け、昨年8月末から9月上旬には1医療機関当たり約20人になり流

    コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究
    LethalDose
    LethalDose 2024/01/27
    パンデミックになるほど増えないだろうけど、各自が注意する必要はあるとおもう。現時点で増えていないのであれば、今後増えたとしても新型コロナが原因との判断は難しいのでは。
  • タンパク質は実際どれだけ取るべき? 適量を知るのに必要なこと

    鶏肉、ヒヨコ豆、ほうれん草、玄米など、さまざまなタンパク源が含まれた一皿。専門家らは、サプリメントを避け、多様な栄養素を含むこうした品からタンパク質を取るよう勧めている。(PHOTOGRAPH BY DEB LINDSEY, THE WASHINGTON POST/GETTY IMAGES) タンパク質(プロテイン)は品業界におけるビッグビジネスだ。 こうした状態はもう何年も前から続いている。筋肉を増やしたい、体重を減らしたい、あるいは単に健康的な生活を送りたいと人々が願うなか、米調査会社グランド・ビュー・リサーチによれば、プロテインパウダーやバー、その他の高タンパク質サプリメントの全世界の売上高は2022年には58億3000万ドル(約8490億円)に上った。 タンパク質への注目はますます高まるばかりだ。調査会社ブランドウォッチによると、「high protein(高タンパク)」などの

    タンパク質は実際どれだけ取るべき? 適量を知るのに必要なこと
    LethalDose
    LethalDose 2023/09/20
    “たとえば体重60キロの人であれば、48グラムということになる。”
  • コロナ再感染が増加、かかるほど積み重なる後遺症のリスク

    2022年2月22日、米国メリーランド州ヘイガーズタウンにあるメリタス医療センターの予防接種クリニックで、新型コロナワクチンのブースター(追加)接種の準備をする薬剤師。再感染による合併症を予防する最善の方法は、現時点では、最新の新型コロナワクチンを接種しておくことだ。(PHOTOGRAPH BY KENNY HOLSTON, THE NEW YORK TIMES) 獣医師で英パーブライト研究所のウイルス学者でもあるメナズ・クレシ氏は、新型コロナワクチンの初回接種もブースター(追加)接種も受けているが、これまでに7回も新型コロナに感染している。 最初に感染したのは、パンデミックが始まったばかりの2020年3月だった。症状は軽く、主な症状は嗅覚と味覚がなくなった程度で、あとは2、3日の発熱と痛みとかぜ症状ですんだという。 しかし、続いて家族全員が感染してしまった。家族の症状は重く、入院や酸素吸

    コロナ再感染が増加、かかるほど積み重なる後遺症のリスク
    LethalDose
    LethalDose 2023/09/15
    まだ症状が出たことはないけど、感染したことがあるかどうかはわからない。マスク不要派とか、ワクチン不要派の人は後遺症がでてもかまわない、それでも対策したくないと思っているのだろうけど……。
  • お酒が女性をかつてないほど死なせている、男性に迫る勢い

    米国政府は、お酒を飲むなら女性の場合1日1杯までとするよう勧めているが、健康という観点からは、それ以下にするか、または全く飲まない方がいいと専門家は指摘する。(PHOTOGRAPH BY ARTUR WIDAK, NURPHOTO/GETTY IMAGES) 米フロリダ州タンパ在住の起業家でブロガーのジャスミン・シャルボニエさん(35歳)は、学生の頃から酒の量が多かった。30代前半にはテキーラ入りカクテルを1日に8杯飲む日が週に数回はあったという。昨年、酒を断とうとしたところ、離脱症状(禁断症状)に陥ってしまい、その時初めて事の重大さに気付いた。 アルコール関連の疾患で死亡する確率はいまだに男性の方が高いが、最近は男女の差が縮まっていることが最新の研究で示されている。女性も男性と同じように酒を飲むようになったためだ。 2021年の米国政府による調査で、過去1カ月の間にアルコールを摂取したと

    お酒が女性をかつてないほど死なせている、男性に迫る勢い
    LethalDose
    LethalDose 2023/09/11
    病気になってから、知っていたら飲まなかったという人がそれなりにいそうなので、やはり啓蒙が大切。広く普及したからやめられない、というのをどこまで受け入れるべきかとはおもう。
  • 他人の不幸を喜ぶ人が増えている、その要因と負の感情の制御法

    他人の不幸を喜ぶ感情をシャーデンフロイデと呼ぶ。そう感じる人は最近増えているようだが、そうなった要因は3つあると、専門家は言う。(PHOTOGRAPH BY KIRN VINTAGE STOCK, CORBIS VIA GETTY IMAGES) 貧乏画家だったポール・ワイナーさんは、米ニューヨーク州マンハッタンの画商から自分の絵を見たという連絡を受け取ったとき、ようやく仕事運が向いてきたと思った。「最初は、私の作品に興味があると思っていたんです」。当時ブルックリンの知人の家に居候していたワイナーさんは振り返る。「でもすぐに、彼女の当の意図がわかりました」 やり取りをしているうちに、画商の関心は作品よりも、ワイナーさんがいかにお金がなくて絵の具が買えないか、歯医者にも行けないかという苦労話の方に移っていった。「私の不幸な話を聞いて楽しんでいるようでした。そして、いつも新しい苦労話を聞きた

    他人の不幸を喜ぶ人が増えている、その要因と負の感情の制御法
    LethalDose
    LethalDose 2023/08/23
    親戚の子供にひたすら他人の失敗を聞きたがる子供がいる。画商は子供じみているだけにも見える。
  • 蚊が好む人の匂いを特定、石鹸で洗うと引き寄せる場合も、研究

    走査電子顕微鏡で撮影したメスのガンビエハマダラカのカラー化画像。人間の血を吸って膨れ上がった腹部が確認できる。メスはオスより触覚の毛が少ないことで見分けられる。緑色の複眼の下に伸びる赤い管は口吻(こうふん)で、皮膚に突き刺して血を吸うための吻針(ふんしん)と呼ばれる器官がある。(MICROGRAPH BY DR TONY BRAIN, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 米カリフォルニア州立大学サクラメント校の英語学准教授キム・ザリンスさんは、大いに蚊に好かれている。ザリンスさんがあまりにも蚊を引き寄せるため、18歳の息子は、屋外に出る際に彼女を誘うほどだ。なぜなら、母親がおとりとなって「自分は安全を確保できるのを知っているから」だと、ザリンスさんは言う。 ザリンスさんのような人々の存在は、何がこの吸血動物を引き寄せているのかを科学的に特定するうえで役に立つ。 「蚊は人間を感知す

    蚊が好む人の匂いを特定、石鹸で洗うと引き寄せる場合も、研究
    LethalDose
    LethalDose 2023/06/20
    周りに人がいたら刺されることはあまりないし、刺されてもすぐにかゆみが収まるので蚊はそれほど嫌いではない。耳の周りをうろうろされるのは嫌だけど。
  • コロナ後遺症に依存症薬ナルトレキソン、有望な改善法として注目

    正常なオピオイド受容体の分布を示す人間の脳の横断面をポジトロン断層法(PET)でとらえた画像。最も多い部分が赤で、黄、緑、青の順に少なくなる。依存症治療薬のナルトレキソンは、オピオイド受容体に結合して働きを阻害することで効果を発揮する。(IMAGE BY PHILIPPE PSAILA, SCIENCE PHOTO LIBRARY) アイルランドのダブリンに住む俳優、オルガ・ウェーリーさんの体調は、新型コロナウイルスに感染してから数カ月間も悪化し続けた。会話もままならず、長時間集中することもできなくなり、50種類近い症状に苦しんだ時期もあったという。 何度も医療機関に通って治療を受けたが、症状は改善しなかった。だがその後、ウェーリーさんは有効な治療方法に出会う。オピオイド(麻薬や鎮痛剤として働く薬物)依存症の治療薬として有名な「ナルトレキソン」の低用量投与だ。 オピオイド依存症の治療では、

    コロナ後遺症に依存症薬ナルトレキソン、有望な改善法として注目
    LethalDose
    LethalDose 2023/05/25
    “LDNは、脳を含む体内の多くの細胞にある「トル様(よう)受容体4」の働きを阻害し、炎症を促す因子が作られるのを抑えることで、炎症を緩和する。”
  • リキッドバイオプシーとは、がんの検査と治療に大きく貢献

    米ニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターでみられる標準的な血液サンプル。リキッドバイオプシーにより、患者のがんやその治療法に関する貴重な情報を明らかにすることができる。(PHOTOGRAPH BY STEPHAN ELLERINGMANN, LAIF/REDUX) がんの検査では普通、患部の組織を切り取って調べる「生検」が行われる。だが、生検は体に負担がかかり、医療費も高額で、結果が出るまで4週間ほどかかることもある。患者が進行性のがんにかかっている場合は、特に問題だ。 そこでこの20年間、科学者たちは血液などの体液を使ってがんを調べる「リキッドバイオプシー(液体生検)」の開発に取り組んできた。血液なら簡単に、かつ何度も採取できる。標準的には、腕から7.5~10ミリリットルの「末梢血(血管を流れる普通の血液)」を採取して、1週間ほどで検査結果が得られるため、治療のスケジ

    リキッドバイオプシーとは、がんの検査と治療に大きく貢献
    LethalDose
    LethalDose 2023/03/31
    近いっていつ頃をイメージしているのだろう。僕は生きている間に確立されるイメージはない。
  • 【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけを食べるシャチ

    シャチがホホジロザメを狩る様子を初めて記録した映像。ほかの4頭のシャチがいる前で「スターボード」がサメの肝臓を取り出している。(解説は英語です) 2023年2月、南アフリカのケープタウンの海岸に19頭のエビスザメの死骸が打ち上げられた。打ち上げられた死骸はすべて同じ状態だった。胸をざっくりと裂かれ、そこから肝臓を吸い出されていたのだ。ほかの臓器は無傷だった。 海岸の近くに住むアリソン・タウナー氏は、サメを殺した犯人がすぐにわかった。まるで外科手術のように正確無比なやり方は、「ポート」と「スターボード」と呼ばれる2頭のオスのシャチの特徴的な手口だ。ポートの背びれは左に、スターボードの背びれは右に曲がっているので、2頭はすぐに見分けられる(ちなみに「ポート」は英語で左舷、「スターボード」は右舷を意味する)。2頭は少なくとも2015年からこの方法でエビスザメやホホジロザメを襲っていて、今回も2日

    【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけを食べるシャチ
    LethalDose
    LethalDose 2023/03/27
    全部食べると歯がすり減るというのも面白い。
  • 若い世代で大腸がんが増加、米研究、見逃してはいけない兆候とは

    彩色した腹部X線画像。上行結腸にがんがある。右骨盤骨(画像左側)の上にある楕円形の影ががんによる腫瘍。(PHOTOGRAPH BY SCIENCE PHOTO LIBRARY) 大腸がんは高齢者の病気だと思われがちだ。だが、米がん協会(ACS)が2023年3月1日付けで医学誌「CA: A Cancer Journal for Clinicians」に発表した最新調査によると、米国では55歳未満で診断された人の割合が1995年の11%から現在は20%まで増加している。 また、2023年3月16日付けで学術誌「サイエンス」に掲載された論文によれば、1990年代以降は多くの国で、50歳未満での大腸がんの発生率が毎年2~4%ずつ増えており、30歳未満ではより顕著だという。増加の理由は明らかになっていないが、同論文では環境や遺伝などさまざまな説が挙げられている。また、検診受診率の低さや、がんを疑わな

    若い世代で大腸がんが増加、米研究、見逃してはいけない兆候とは
    LethalDose
    LethalDose 2023/03/21
    食事での超加工品の割合とかは調べているのかな。
  • 脳にとって「最高の刺激」とは何か、脳の劣化を防ぐ秘訣

    中国貴州省安順市の公園で太極拳をする中高年の人たち。太極拳のゆっくりとした動作は、あらゆる年齢の人のバランスを向上させ、脳を活性化させる。(PHOTOGRAPH BY LU WEI, VCG/GETTY IMAGES) 脳の健康は、その人がどのくらい長く生きられるかを示す最も有力な指標かもしれない。若いときから長く変わらずに充実した人生を送れるか否かは、脳の健康を保てるかどうかにかかっている。 車に優しい運転を心がけ、高品質のガソリンを給油し、定期的にオイルを交換し、消耗した古い部品を交換しながら乗った車は、乱暴に乗り、整備もしない車よりも長持ちするだろう。同じように、中高年の脳を健康に保つ最も簡単な方法は、心身に良い習慣を身につけることだ。 では、長年にわたり心身に良くない習慣を続けた人が脳の衰えを感じはじめたときにはどうすればよいのだろうか? 車なら、いつでもエンジンを乗せ換えられる。

    脳にとって「最高の刺激」とは何か、脳の劣化を防ぐ秘訣
    LethalDose
    LethalDose 2023/02/28
    新しい刺激を追い求めることが是か?とおもう。周りの見慣れたものから新しいものを見つけ出す、というか知らなかったことに気づく能力のほうがいいような気がする。
  • 米カリフォルニアでキノコが異例の大発生、数十万円稼ぐ強者も

    2月に開催されたロサンゼルス菌学会の天然キノコフェアには2000人以上が参加した。多くの人が地元で採取したキノコを持ってきて、鑑賞や鑑定を楽しんだ。写真は毒キノコにそっくりなテングタケ属のキノコ。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL CHRISTOPHER BROWN) 今、米カリフォルニア中のキノコ愛好家が、キノコ探しに没頭している。ずっと干ばつに苦しめられてきたカリフォルニアだが、この数カ月の間で何度も大雨が降り、キノコの当たり年になったからだ。 その種類や量の多さは驚くばかりだ。市民科学者たちは、これまで報告されたことのない種類のキノコを、何十種類も採取している。キノコハンターたちは、特大のアンズタケ(アンズの香りのする黄色い用キノコ)をトラックに積み、高級レストランに売りに行っている。売り上げが数十万円になることも珍しくない。ロサンゼルス菌学会が先日開催した、年に一度の朝

    米カリフォルニアでキノコが異例の大発生、数十万円稼ぐ強者も
    LethalDose
    LethalDose 2023/02/20
    “けれども今年は雨が多く、キノコが土から出てきているので、キノコを観察し、鑑賞し、多くの場合は食べることもできるのです”うっかり毒キノコを食べないようにも注意喚起してほしい。
  • コロナ感染が野生動物で拡大中、新たな感染源ができる恐れも

    米ワイオミング州の川を渡るミュールジカ。新型コロナウイルスに感染する可能性のある動物種が増えているが、ミュールジカはその1つだ。(PHOTOGRAPH BY JOE RIIS , NAT GEO IMAGE COLLECTION) 新型コロナウイルスはヒトの間だけで流行していると考えられがちだ。だが実際には、このウイルスは飼育下の動物や野生動物にも感染することがある。しかも、感染した動物の種類や数は増えている。 米農務省は、これまでに100匹以上のイエネコやイエイヌのほか、飼育されているトラ、ライオン、ゴリラ、ユキヒョウ、カワウソ、ブチハイエナから新型コロナウイルスが検出されたと報告している。米国の動物園では、ビントロング(クマネコ)、ハナグマ、ピューマ、フェレット、スナドリネコ、オオヤマネコ、マンドリル、リスザルについて、それぞれ1件の陽性が記録されている。(参考記事:「ゴリラが新型コロ

    コロナ感染が野生動物で拡大中、新たな感染源ができる恐れも
    LethalDose
    LethalDose 2023/01/17
    ヒト由来なのかな。